神の雫

脚本/渡辺雄介
演出/中島悟、石尾純

http://www.ntv.co.jp/shizuku/


第8話 初恋の詩に秘めた謎


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少しずつ使徒対決の面白さを理解し始める中、雫はセーラから
使徒対決を下りてくれないかと頼まれる。何故セーラが使徒
対決の事を知っているのか。後で聞いていたマキがしゃしゃり
出てきてセーラは一青の異父兄妹であることをつげる。
そして一青の体の様子を心配しているのだろうという。
彼はこのまま戦いを続けると失明の可能性が有り、ワインも
止められている事を聞かされる。
雫が墓参りする中、そこに一青もやってきて、改めて対決の
意思の確認を取ると同時に、最後の使徒は一緒に聞くことを
約束する。
そんな中、第六の使徒が伝えられる。
使徒の内容はそのまま島崎藤村の「初恋」の引用だった。
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今回は以前明らかになり雫が自暴自棄に陥った"ほのか"の件
が明らかになる話だった。

地下ワイン貯蔵庫であるワインカーヴに入ることで全てが明らか
になる訳だが、さり気なく涼子がサポートしている流れは、
前回の展開で涼子のエピソードがスッキリしたこともあって
自然な流れだった。

ほのかからの手紙によると雫の母親が豊多香とほのかを引き合わ
せた様な感じだが、一青の誕生日は雫の母親の命日なのか?
以前雫は母親の死に目に父親が別の女性と逢っている事実を
知って怒っていたような気がしたが・・

ドラマのメインは第六の使徒。
とてもウザイ存在であるマキの様子が少し変だった。
彼女は誰かと寄り添っていないと生きていけない人種なのか?
兄妹の間に割って入れないものと感じたのか、一青によって
突き放され、ソムリエの藤枝にすり寄っている辺り、可愛そう
な印象もある。
マキが一度は一青の事を助けたけど再び手を離したのは、嫉妬
するための行動なのだろうか。

初恋に対する解釈はなかなか面白いが、今回のコルクだけで
目的のワインを探り当てたのは経費の節減のためなのか、それ
とも目の見えない一青に対する何らかの配慮なのか。

来週はいよいよ最終回。
なんとなく面白くなりかけていたのでちょっと残念。

因みに
第1の使徒・・・人間の力
第2の使徒・・・団欒
第3の使徒・・・愛しき人
第4の使徒・・・試練
第5の使徒・・・感謝

だそうで、使徒解きをやっている豊多香の意図とは何処にある
のでしょうか。

神咲雫:亀梨和也(幼少:本田海青)
遠峰一青:田辺誠一 (ワイン評論家)
紫野原みやび:仲里依紗 (ソムリエ見習い)
霧生涼子:戸田菜穂 (弁護士)
河原毛茂:升毅 (ワイン事業部の部長)
本間長介:田口浩正 (雫の上司)
セーラ:佐々木希 (一青の異父妹、トップモデル)
木戸竜介:平方元基 (雫の部下)
皆本さおり:萩美香 (ワイン事業部)
西園寺マキ:内田有紀 (サイオンコーポレーション代表)
藤枝司郎:辰巳琢郎 (ソムリエ)
土肥ロベール:竹中直人 (雫と一青の戦いの立会人)
神咲豊多香:古谷一行 (父)

野村信次、本田海音

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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