華麗なるスパイ

脚本:君塚良一
プロデューサー:佐藤敦 、下山潤
演出:大谷太郎、岩本仁志、石尾純

http://www.ntv.co.jp/thespy/


第2話 ニセ札テロリスト

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証券取引所のホストコンピュータがハッキングの被害を受ける。
それに伴い株価は急落し、市場は混乱する。
これは明らかな経済テロだとして、鎧井京介も秘密基地へ招集
される。
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さて何を突っ込めば良いのでしょうか。

道具の使い方とかちょっとしたコメディコントは60年代、70年
代のドラマっぽい味付けで、そのチープな雰囲気と効果音に
一瞬心地よさを感じられそうになるが、とにかくくだらない
ドラマである。

真面目な内容に対してキャラクターがズッコケを演じて話を
崩すというのならばまだしも、とにかく全てに於いて砕け
過ぎており、真面目な俳優にそれらを演じさせるのならば
まだしも、コメディアンだらけで構成されるドラマは、単なる
バラエティ番組内でのコントドラマと言った感じである。

鎧井京介が時折変身する姿で危機を脱する訳だが、使用前・
使用後のキャラクターに一切変わった感じがせず、変身した
後の展開に納得させるだけの変身っぷりや演技力を感じない
ところが悲しい。

今回のドラマもカレーライスがどうとか、母子の関係とか
展開を引き締める上で使われた要素かも知れないが、それま
での内容でしらけすぎており、だからどうした的要素しか
感じない。

内閣総理大臣が最後に引き締めようとしているのだが、これも
また微妙に意味が分からず説得力が有るのかどうか良く解ら
ない。

コメディドラマを否定することは、自分のセンスを疑うこと。
もしかすると自分のセンスこそが世間からずれているのかも
知れないわけで難しいモノがあるのだが、アメリカ映画の数々
のナンセンスコメディはくだらなくて笑えるのだが、この
ドラマはなんだか笑えないのが残念。

しかしドロシーは可愛い。
三九と京介の関係もこのドラマの中で唯一見ていたい要素
かも知れない。

鎧井京介 …… 長瀬智也 (変装術を持つ天才詐欺師)
ドロシー …… 深田恭子 (国際情勢のスペシャリスト)
来栖健一 …… 世界のナベアツ (射撃のスペシャリスト)
オサム …… 藤原一裕 (情報解析のスペシャリスト)
エリス …… 友近 (武器開発担当)
ジョセフィーヌ …… KIKI (霧山の秘書)
霧山誠一 …… 寺島進 (内閣情報室・秘密諜報部長)
平原三九 …… 杏 (ゴシップ紙記者。定食屋の娘)
平原源一 …… 高田純次 (「深川 安楽亭」の主人
平原泉 …… 伊藤かずえ (源一の妻)
ミスター匠 …… 柄本明 (国際テロ組織の首領)
吉澤総一郎 …… 渡哲也 (内閣総理大臣)

アンヌ …… 平手舞 (安楽亭の監視)
ダラーM …… デーブ・スペクター
紅井令子 …… 白羽ゆり

金児憲史、明樂哲典、峯村リエ、杉崎真宏

土師野龍之介、TERU、浜田道彦、恵有一、本多隆二

岸田恵里子、三原勇希、Shihomi、菅由彩子、難波紗樹
染谷夏子、丸尾みゆき、真、大矢真夕、須田邦裕、小林海人
白石タダシ、谷藤太、佐藤太三夫、永井博章、三上哲
井上浩、足立学、井田友和、MOUNIR、森圭介(アナ)

評価:★★☆☆☆☆☆☆☆☆ (2.0)

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