華麗なるスパイ

脚本:君塚良一、金沢達也
プロデューサー:佐藤敦 、下山潤
演出:大谷太郎、岩本仁志、石尾純

http://www.ntv.co.jp/thespy/


第6話 修道女の告白!ハニートラップが始まる

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超高熱赤色レーザー光線をくぐり抜けるための特殊訓練をする
中、中国の情報局の女性・ナオミ・リーがやってくる。
二週間前に列車テロを起こした犯人のトニー・チェンが日本に
入国したためのもの。
大抵テロリストは潜伏先に教会を選ぶとして、京介らは教会を
訪れる。すでにドロシーは彼らより先に修道女として潜入して
いた。京介は神父の前で兄を捜しているという名目で情報を
聞き出そうとするが、なんと神父の宇野は京介が5歳の時に世話
になった神父だった。神父は京介だと知りもう母親のことは
恨んでいないのかと尋ね、事情は全て聞いているので国家のた
めに尽力を尽くせと声を掛ける。

一方情報作戦部では入国者リストの中にトニー・チェンの名前
が無く、既に拘束されている事を知る。更にタイでナオミと
ミスター匠が密会している姿が撮られてて居た。まさか二重ス
パイなのか。霧山は彼女を泳がせ尻尾を掴もうとする。
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冒頭から安っぽい訓練シーンが有るわけだけど、こういうの
って面白いのか?逆に面白いだろうと思って作っているのか
気になるところ。

今回はミスター匠に雇われた刺客が京介を襲うというもの。

彼女が語る息子の存在は、まるで京介の境遇にソックリであり
ナオミを捕まえたり殺したりすることで、もしかすると京介と
同じ状況を京介自身が生み出してしまうかもしれない事で辛い
決断を強いられるというもの。

ナオミの言っていたことは何処まで演技で何処まで本当の事な
のか分からないが、恐らく息子の部分は本当だろうという所が
興味深く映る。
その反面意外と京介の過去自身があんまりドラマとして興味
深く映らない事もあって、ドラマ自身がイマイチ盛り上がりを
見せない。

当然ながらスパイシーンの中には目を引くようなシーンが無く
ナオミがこれ程手を込んだ事をするまでもなく何時でも殺害でき
そうなところが、演出的にダルく映る部分だ。

唯一良かった点は、やはり嫉妬するドロシーと京介の関係。
主人公に恋する女性?というのはドラマで在り来たりだが、
ドロシーの可愛さ故に、怒る表情は萌え要素が詰まっている。

特殊アイテムの使い方などもう少し気の利いた使い方が出来れ
ばドラマとしては引き締まったのだけど、あの状況でどちらが
京介で有っても撃ってしまえば何の意味も無いような気がする。
逆にナオミが二重スパイとして騙そうとしている現実を踏まえて
騙し返して相手が悔しがるくらいの展開が用意できれば、
ドラマとしては面白いのだろうけどね。

最後、京介が匠の子なのか首相の子なのか分からないが、
その辺の要素も正直大して興味深く映らない辺りは残念な
ところだ。

鎧井京介 …… 長瀬智也 (変装術を持つ天才詐欺師)
(幼少期 - 土師野隆之介、中学時代 - 井之脇海)
ドロシー …… 深田恭子 (国際情勢のスペシャリスト)
来栖健一 …… 世界のナベアツ (射撃のスペシャリスト)
オサム …… 藤原一裕 (情報解析のスペシャリスト)
エリス …… 友近 (武器開発担当)
ジョセフィーヌ …… KIKI (霧山の秘書)
霧山誠一 …… 寺島進 (内閣情報室・秘密諜報部長)
平原三九 …… 杏 (ゴシップ紙記者。定食屋の娘)
平原源一 …… 高田純次 (「深川 安楽亭」の主人
平原泉 …… 伊藤かずえ (源一の妻)
ミスター匠 …… 柄本明 (国際テロ組織の首領)
吉澤総一郎 …… 渡哲也 (内閣総理大臣)
アンヌ …… 平手舞 (安楽亭の監視)
小牧勇夫 …… 金児憲史
増本啓治 …… 明樂哲典

ナオミ・リー …… 純名里沙
宇野 …… 品川徹

峯村リエ、井之脇海、TERU、浜田道彦、恵有一

佐藤仙學、鈴木裕樹、八戸亮、加藤康起

岸田恵里子、三原勇希、向山志穂、葛西幸菜、菅由彩子
染谷夏子、丸尾みゆき、真、大矢真夕

栗原みいか、エスパー伊東、古川慎、宮沢大地、王建軍
川口節子

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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