華麗なるスパイ

脚本:君塚良一、金沢達也
プロデューサー:佐藤敦 、下山潤
演出:大谷太郎、岩本仁志、石尾純

http://www.ntv.co.jp/thespy/


第8話 涙の大脱出作戦!死神のコンプレックス

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私のスパイになって吉澤総理を暗殺せよ。
MR.タクミは京介たちを捕まえそう告げる。三九もまたやって
きて、日本を滅ぼそうとしているのは吉澤であり、今までの
テロ事件は全て吉澤が仕掛けた物だと告げる。全てはMR.タク
ミに責任を押しつけている。自衛隊の軍隊組織化するために
その必要性を訴えるための行動だという。

本部では京介らの応答がないことを心配していた。
台風が近づくまで一時間を切った。
牢獄に囚われたドロシーは隙を見て本部に連絡を入れる。

一方その頃首相官邸では、霞ヶ関の地下にある作戦司令センタ
ーの件が野党に知られたとして手塚幹事長が報告に来る。
次の予算委員の場で糾弾するつもりで、それが明らかになれば
政権は命取りになるという。完全に否定する為にも今のウチに
組織を解体しようと提案する。しかし吉澤はリークしたのは
手塚幹事長だと思っていた。

更に成田で細菌兵器の存在が明らかになる。
作戦本部でスキャンを掛けた結果都内の4カ所に細菌の入った
装置が設置されていることが分かる。

なかなか京介が自分たちの言うことを了承しないために、MR.
タクミはロシアンルーレットを提案する。味方になるならば
辞めても良いというが・・・
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MR.タクミが嘘を付いているのか、総理の吉澤が嘘を付いて
いるのか。
そんな要素が描かれた瞬間は面白いかとも思われたが、やはり
全体的なクオリティはイマイチだった。

ロシアンルーレットの件も何故MR.タクミが自分にとって大して
利益にもならないことに命を賭けるのか意味不明だ。

MR.タクミが吉澤に対してコンプレックスを抱いている点が
分かることで一応動機は分かったけれど、その為に何故日本を
貶めようとしているのかは理解に苦しむ点もある。

しかし過去を通してMR.タクミと京介の関係が本当に親子なのか
どうかを臭わせている点は、今後共に興味深い要素として
存在している。

また今回は何と言っても作戦司令センターに紛れ込む二重スパイ
の存在が明らかになった点で、どうやって彼を追求していくのか
期待する点だ。

今回は京介のバディが誰なのかという事も描かれ、三九なのか
ドロシーなのかで、熱い女性同士の駆け引きに持ち込まれた。
この辺の要素は安っぽいドラマの中では、唯一の見応えの有る
シーンなので、良いムードを演出して欲しいと思う。

鎧井京介 …… 長瀬智也 (変装術を持つ天才詐欺師)
(幼少期 - 土師野隆之介、中学時代 - 井之脇海)
ドロシー …… 深田恭子 (国際情勢のスペシャリスト)
来栖健一 …… 世界のナベアツ (射撃のスペシャリスト)
オサム …… 藤原一裕 (情報解析のスペシャリスト)
エリス …… 友近 (武器開発担当)
ジョセフィーヌ …… KIKI (霧山の秘書)
霧山誠一 …… 寺島進 (内閣情報室・秘密諜報部長)
平原三九 …… 杏 (ゴシップ紙記者。定食屋の娘)
平原源一 …… 高田純次 (「深川 安楽亭」の主人
平原泉 …… 伊藤かずえ (源一の妻)
ミスター匠 …… 柄本明 (国際テロ組織の首領・匠沢長一)
吉澤総一郎 …… 渡哲也 (内閣総理大臣)
アンヌ …… 平手舞 (安楽亭の監視)
小牧勇夫 …… 金児憲史
増本啓治 …… 明樂哲典

手塚幹事長 …… 山田明郷

岸田恵里子、三原勇希、大矢真夕、菅由彩子、真、染谷夏子
Shihomi、栗原みいか、鈴木宗太郎、松永陸、堀田興生

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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