キイナ 不可能犯罪捜査官 脚本／吉田智子(1)(2)(3)、松田裕子(4)(6)、山崎淳也(5) プロデュース／加藤正俊、小泉守 演出／猪股隆一、山下学美 http://www.ntv.co.jp/kiina/

第6話 呪いの人形

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アパートの一室で小学校教師の牧野弘樹が死亡して見つかる。
部屋に鍵が掛かっており、室内が荒らされた形跡はない。
しかし部屋には魔よけグッズで満たされ、一見すると異常な程
何かに執着しているような感じだった。
そんな異様さから特別班が調査に当たることになる。
そんな折り、警察署には自分が牧野の先生を殺したとして
小学生の女の子・工藤莉子がやってくる。呪いの人形を針で
刺したことで亡くなってしまったというもの。
取りあえず莉子がここに来たことを両親に連絡しようとするが
母親は四年前になくなり、父親がここに来ているという。
部屋の外に居る父親とは、なんと科学捜査研究所・技官の工藤
真一郎だった。
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今回のドラマは呪いについて描いたもの。

小学生時代によく話題にあがった花子さんやコックリさんが
ネタ元になっているという事もあり微笑ましく見ることが出来た。

思いこみで実際に良くなったり悪くなったりするというプラシ
ーボ効果についての解説、参加者の潜在意識が手を動かすという
事で全ては終了という感じだが、ここから第二部という感じに
事件の真相究明が始まる。

死因は頭部をスズメバチによって刺されたアレルギー反応。
全てはアナフィラキシーによって亡くなったという事で、
特別班でなければ自然死扱いされそうな事件だ。

キイナの能力は本を読む所でも発揮されたが、今回は主に
過去に犯罪者を納めた認証システムから容疑者を捜し出すという
もの。過去に犯罪を犯していたことをキイナが覚えていた事も
不自然だが、莉子がその人物を見ていてあそこまでハッキリ
とした似顔絵が作成されてしまうところに違和感は存在する。

莉子は直美の後を追い掛けて倉庫に言っていたが、あれは何を
しに行く所だったのだろうかとか、キイナたちよりも早く
真一郎が目的地に着いてしまうなど細かいところの違和感は
きりがないが、ドラマとしては面白かったのでヨシとすべきか。

春瀬キイナ（29）- 菅野美穂 (特別班)
山崎尊（24）- 平岡祐太 (特別班)
工藤真一郎（35）- 塚地武雅 (科学捜査研究所・技官)
遠藤桜（29）- 小池栄子 (情報管理担当)
服部浩二（34）-東根作寿英 (強行犯係)
玉井夕実（23）- さくら (刑事総務課・庶務)
花田洋介（30）-高橋良輔 (強行犯係)
内田マキ（22）- 薗田杏奈 (刑事総務課・庶務)
津田明彦（48）-金田明夫 (強行犯係・主任)
御手洗修司（50）- 草刈正雄 (管理官)
雅一馬（39）- 沢村一樹 (強行犯係・係長)

工藤莉子 - 森迫永依 (真一郎の娘)
立川歩美 - 入山法子 (教師)
中野直美 - 江口のりこ (ストーカー)
牧野弘樹 - 泉政行 (教師・被害者)

伊沢弘、名倉右喬、佐藤研児、高橋晃、篠田涼也、勝沼美紅
泉柑菜、多田奈津美

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)