キイナ 不可能犯罪捜査官 脚本／吉田智子(1)(2)(3)、松田裕子(4)(6)(9)、 山崎淳也(5)(7)、田中一彦(8) プロデュース／加藤正俊、小泉守 演出／猪股隆一、山下学美 http://www.ntv.co.jp/kiina/

第9話 最後の事件神隠し〜すべての住民が消えた!!

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突然街中で炎が上がり人が焼け死ぬ事件が発生する。
その事件に取りかかろうとしていた頃、真一郎の娘・莉子から
相談したいことがあると言われ、キイナは期待半分真一郎も
一緒に彼女に会う事になる。クラスの友達三人が二日間休み、
全くの音信不通になっているというのである。三人の共通する
のが風見団地の住人であるという事で直接訪問してみると、
新聞受けに新聞が入ったまま、帰宅した様子がない。それどこ
ろか夜になっても団地の住宅から明かりが見えないのである。
96世帯の住民が住む団地で全ての人が居なくなる事など有るの
か?この奇怪な事件をマスコミも取り上げ始めるが、何組かの
住民が発見される。週末からアパートに居なかったという家族
だけは行方不明になっていない様子。3月8日にほぼ全ての
住民が映画鑑賞会に出席している事から、この晩に何かが起こ
った事が予想される。
マスコミ宛てに一通の脅迫文が届き、指紋を調べると後藤栄一
が容疑者として浮かび上がる。早速彼が勤務する大学へと足を
運ぶことになる。
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ドラマとしてはサブリミナル効果を扱った内容だった。

色々と細かい設定が気になる内容で、アパートのほぼ全世帯が
映画鑑賞会に出席するなんて有り得るのか?とか、自然発火現象
に於いて都合良く発火シーンを防犯カメラが撮影しているものだ
とか、サブリミナル効果をうたうモノだけどそんなに都合良く
全員にかかるものなのかとか、とにかくツッコミ処満載の内容
だった。

後藤栄一を調べに言ったときに偶然小早川の授業を見かける
訳だが、もう少しこの辺の接続も偶然性ではなく、上手く理由
を作って巡り会う方に導いた方が良いなと思う。

実際にこういう事件が有ったからこそ取り上げられたのかも
知れないが、3本も映画なりドキュメンタリーを見せられたら
途中で飽きる人だって居るだろうし、寝てしまう人が居るかも
しれない。映像を見ていなければトランス状態に陥ることもなく
当然ながら潜在意識に訴えかける事もないので、非難することに
対して異議を唱える人がいてもおかしくはないよね。

大学教授のサブリミナル効果は、是非学生達に掛けてあげたく
なるような話。授業中にビデオを見せてきちんと授業を受ける
よう誘導できなかったのだろうか?
そんな壮大な野望を抱かず、是非目の前の学生を矯正して欲し
いって感じ。

春瀬キイナ（29）- 菅野美穂 (特別班)
山崎尊（24）- 平岡祐太 (特別班)
工藤真一郎（35）- 塚地武雅 (科学捜査研究所・技官)
遠藤桜（29）- 小池栄子 (情報管理担当)
服部浩二（34）-東根作寿英 (強行犯係)
玉井夕実（23）- さくら (刑事総務課・庶務)
花田洋介（30）-高橋良輔 (強行犯係)
内田マキ（22）- 薗田杏奈 (刑事総務課・庶務)
津田明彦（48）-金田明夫 (強行犯係・主任)
御手洗修司（50）- 草刈正雄 (管理官)
雅一馬（39）- 沢村一樹 (強行犯係・係長)

後藤栄一 - 八十田勇一
小早川政則 - 加藤雅也
工藤莉子 - 森迫永依

山口眞司、大竹周作、丹下一、神道寺こしお、ふくまつみ
飯口美穂、五位野隆雄、望月晶子、大塚和彦、下川江那
服部整治、福田温子

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)