こちら葛飾区亀有公園前派出所

脚本:マギー
演出:英勉、坪井敏雄
プロデューサー:瀬戸口克陽、高橋正尚

http://www.tbs.co.jp/kochikame/


第6話 両さんと中川が入れかわっちゃった!?

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トン吉、チン平、カン太は巡回中の両津に水風船をぶつけて
じゃれ合う。派出所に戻った両津は中川が浮かれていることに
気がつく。今日AKB48の選抜メンバーとフグを食べに行くこと
になっているという。両津はそんな中川に夜勤を変われと意地
悪をする。

そんな中、エンジェルダストと名乗る窃盗団が大東京美術館に
犯行声明を送る。その中の美術品、画家の三日月八雲が描いた
"ディーバの微笑"を盗むというのである。ディーバシリーズは
全部で三作。一作はイタリアで盗まれており、残りの一作は
中川コンツェルンが所持しているという。一作当たり50億円は
下らないと聞いて放心状態の両津。

所轄の警官も手の空いた人は全員が美術館の警備を担当するこ
とになる。

両津は自分が盗むのならばどういう行動を取るのかを考え、
屋上を見張る。案の定隙を付いて絵を盗んだ犯人の一人は屋上
を脱出経路としてやってくる。そして向かいのビルにロープを
垂らして脱出する。両津も追い掛けるが途中で力尽きて落下。
それを見ていた中川達はなんとか両津を助けようと駆け寄ると
落下してきた両津と衝突し気を失う。両津はいち早く目が覚め
るが、彼は突然自分は中川だと言い始める。
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両津はある時彼が気絶したことを良いことに中川と入れ替わる
作戦に出る。全ては私利私欲のために中川家の美術品を全て
売り払って趣味の玩具を買い占めようとする。

なにか微妙にピントのずれた話だった。

流石に実写化の中で人物が入れ替わるという話しを描くのには
無理がある。

しかも中川が美術品を提供するのは良いとしても、残りの二作
は明らかに美術館から盗まれたものであり、それを見逃すと
いうのは正直有り得ない。中川の刑事魂を上手く喚起して、
中川の分は譲るとしても、残りの二作は取り返して逮捕する
くらいのオチは欲しかったところだ。

相変わらず香里奈さんの圧倒的な可愛さに支えられている。
中川が気絶しているところを両津だと思って手を握る辺りの
しぐさに可愛らしさが込められている。

ドラマとしての見どころは、両津が嘘を付いていると発覚した
後にも部長や麗子、中川が悪のりして両津の嘘に付き合うシーン
だ。正直この場面を除いてはそれ程面白いと感じるところは
無かった。

中川と言えば圧倒的な財力からくる心の広さが売りで、先輩の
両津に反抗したりする場面は皆無だったが、珍しく喧嘩する
シーンが描かれた。
真奈美は中川の態度を見て、金持ちでも良い人が居るような
事を口にするが、中川にとって50億円如きははした金だから
出来ることであって、普通出来ることではないべって感じが
する展開だった。

両津勘吉 …… 香取慎吾
秋本カトリーヌ麗子 …… 香里奈
中川圭一 …… 速水もこみち
上野 …… なぎら健壱
熊田 …… つまみ枝豆
田端 …… 福井博章
トン吉 …… 畠山紫音
チン平 …… 高橋 晃
カン太 …… 吉田 翔
両津よね …… 柴田理恵
両津銀次 …… ラサール石井
大原部長 …… 伊武雅刀

真奈美 …… 島袋寛子
洋介 …… 田中幸太朗
幸成 …… 小柳友

AKB48、坂口拓、佐々木健介、起田高志、今奈良孝行、田口司
山田怜奈、石田竜輝、綾田俊樹

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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