婚カツ！ 脚本／龍居由佳里(1)(3)(4)(5)(7)(9)、森ハヤシ(2)(4)(6)(8) 演出／鈴木雅之、葉山浩樹、遠藤光貴 プロデュース／保原賢一郎、菊地裕幸 http://wwwz.fujitv.co.jp/kon-katsu/index.html

第9話 クニが好き!

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茂に後押しされ、春乃が待っている広場へ足を運んだ邦之。
エプロン姿という事もありディナーを取らず、二人は商店街に
戻ってくる。
茂は気の利いた誕生日を演出できなかった邦之に失望するが、
オレも急だからどうしたら良いのか分からないという邦之。
取りあえず茂の店で三人でケーキを購入して誕生日を祝うこと
にする。
高校の時も三人で祝った事を告げる。23歳の記念にと写真を
撮る。

翌日商店街の人たちの視線が可笑しいことに気がついた春乃。
全ては茂が春乃の恋路の件を話したのではないかと察し、
茂の店に怒鳴りに行く。案の定彼がみんなの前で全てを語った
事を知る。最悪なことに邦之本人にもその事を話してしまった
事。憤怒する春乃だが、茂が自分のためにした事だと気持ちを
入れ替えお礼をすると同時に、自分の気持ちは自分で伝えたか
ったと春乃は呟く。
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商店街の活性化のために婚活を利用しようとしてみたり、
若者たちに感化されて、住民達が復興のために何かしてみよう
と模索する様子を描いた。

きっかけは何であれ、やはり最後に持ってくるのは邦之の恋路
の終着点を描いていくもの。
相変わらずこの状況になっても邦之が何をしたいのか良く分か
らないところがもどかしい点で、恋人を作りたいとか結婚したい
とか、その辺の必死的なオーラが感じられない所があるかな。

妹の様な存在である春乃からついに告白された。
主人公はジャニーズさんらしく、努力しなくても相手から
告白され格好良い役が回ってくる。

しかし彼女は間髪を入れず邦之の態度が優しすぎると告げ、
即ちそれは残酷だという。
時に誰にでも優しさを振りまく人は残酷だと言われることが
有り、優しさ故に本人の感情が見えづらくなるというのは
分かるのだが、彼の中の何が優しさなのか、そして何が残酷な
のか。強調すべき点がやけにボケている気がしてなんとも煮え
切らない。
邦之が本音では気が乗らないながらも春乃に付き合う姿が
有ればそれも分かるんだけどね。

春乃にしても邦之の気持ちを確かめようともせず諦めようと
するのが早すぎで、あまりに相手に固執しない恋愛もそれだけ
の関係に思えてしまう所がある。

せめて今の三人の仲良し的雰囲気を壊したくないとの理由など
が恋愛の駆け引きの中で関わってくるとドラマとしても
分かりやすく共感しやすいのだが・・・

商店街の活性化の件も、縁日くらいで人が呼び寄せられれば
全国の自治体は苦労しないんだろうけどね。
若者参加の必要性を訴えているところと、熟練者の存在を
ぞんざいにせず二つを融合させようとする努力の部分に於いて
はよく描けている所かも知れない。

雨宮邦之 …… 中居正広 (34歳・区の臨時職員)
飛田春乃 …… 上戸彩 (22歳・就活中)
深澤茂 …… 佐藤隆太 (30歳・酒屋経営)
村瀬優子 …… 釈由美子 (30歳・婚活中)
二瓶匠 …… 谷原章介 (34歳・区職員)
雨宮邦康 …… 上田竜也 (24歳・美容師。邦之の弟)
伊藤勝 …… 北村有起哉 (34歳・エリート職員)
雨宮邦夫 …… 小日向文世 (55歳・「とんにく」店主)
高倉真琴 …… りょう (34歳・婚活ビジネス)
溝口静子 …… 風吹ジュン (51歳・区長)
桜田周五郎 …… 橋爪功 (61歳・区の臨時職員)

増岡文彦 …… 田中要次
速水里香 …… 大友みなみ
小松成道 …… 山田親太朗

邦之の母 …… 戸田恵子

山口芙美子、美好研吾、越智俊光
枝光利雄、森崎啓、吉村玉緒、正木佐和、溝口国枝

川端ちゃん …… 田窪一世
須見和彦 …… 沼田爆 (理髪店)

森下能幸、ト字たかお、亀山助清、桑名湧、平尾仁、
小西風優、新垣佑

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