救命病棟24時

企画 - 和田行、中島久美子
プロデュース - 小椋久雄、高丸雅隆、三竿玲子
脚本 - 二木洋樹、一色伸幸、ほか
演出 - 河毛俊作、佐藤祐市、水田成英、大木綾子

http://www.fujitv.co.jp/kyumei24/index.html


第1話 待望の新シリーズ!救え!!救命の危機を

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結婚式場で花嫁の根岸美咲が突然倒れる。彼女は既に40週目を
迎えた臨月の妊婦だった。すぐに救急車が来て受け入れ先を
探すが病院は受け入れを許可せずたらいの状態。

その頃海南医大では救急救命医10名の全員が辞職するという
異例の事態に見舞われていた。今まで限界点ぎりぎりの所で
働いていた彼らは大山医局長が倒れたのを機に、全員がこの国の
救急医療の限界を訴える意味で辞職したのである。
対応に追われる救命救急センター長・守谷隆文だが一人だけ
アフリカ支援で働いている男性が来ることになっていると院長
に報告する。

救急車は立ち往生してしまう。
そんな中海南医大に向かっていた進藤一生は彼らが困っている
のを知り救急車に乗り込むと共に、受け入れ先に海南医大を
指定し一緒に乗り込むことを告げる。
病院についた進藤はすぐに帝王切開によって子供を取りだし
処置する。花嫁が倒れた原因は子宮が圧迫された事で血栓が
出来た事だという。なんとか容体は安定するが、進藤は新郎で
ある根岸将太に、子供は低酸素状態が続いていたため傷害が
残る可能性を示唆する。
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またしても流浪の医師・進藤一生が戻ってきた!

患者と共に登場するというお決まりのパターン。
流石に第三シーズンに比べると進藤自身に対する救世主的描写
が足りなく、派手な事件・事故になる怪我人が出るわけでも無い。
今回はキャラクター自身に対して熱く語られるよりも救急救命
に対する現状を描くというテーマが存在するのかな。

救急車が受け入れの病院もなくたらい回しにされるという
近年のニュースでもありがちなシーンから始まった。

初回は救急救命士としての理想に燃える進藤に対して、より
現実的選択を迫る澤井悦司が登場する
救急救命に関して現状を知らない人間かと思えば、実際には
誰よりも精通しており、その現状を訴えることで何とかしたい
と思っているのであろう人物だ。

この医師の主張からすると今の救命救急の現場は、患者数に
対して医師達の負担が限界以上に大きく、その癖全ての責任を
医師に取らせようとする患者側にも責任が有ることを示唆して
いる。

根岸将太が安易に医師に責任を求めて訴訟を口にする辺りは
ちょっと分かりやすいキャラクターだったが、医師を守る為に
患者を見限らねばならない現実と、目の前の患者の全てを
助けていきたい進藤とのバトルになりそうだね。

そして楓自身の裁判の件も気になるところ。
この辺は講演会も精力的に行い、救命救急士の必要性と弱点
を知り尽くしている澤井悦司の出番かな。

結構シリーズとしては地味に進行していきそうな感じだね。

進藤一生 …… 江口洋介
小島楓 …… 松嶋菜々子
山城紗江子(放射線科看護師) …… 木村多江
鴨居千夏(看護師) …… 北乃きい
花輪勝司(麻酔医) …… 板尾創路
横溝静香(看護師) …… 市川実和子
工藤亮介(研修医) …… 石田卓也
坂口理恵(看護師) …… 西原亜希
佐伯透(看護師) …… 西山聡
丹原博嗣(眼科医) …… 趙[王民]和
野口昭光(耳鼻科医) …… 矢柴俊博
堀田明子(看護師長) …… 山野海
浦賀昌義(院長) …… 山田明郷
守谷隆文(救命救急センター長) …… 小野武彦
澤井悦司(医局長) …… ユースケ・サンタマリア

根岸将太 …… 橋本じゅん
雄太 …… 吉川史樹
畑田智行 …… 勝部演之
畑田孝実 …… 水谷理砂

桜井聖、横江康宣、若山慎、甲斐誠、テイ龍進、江賀
夏秋佳代子、稲垣絞、岡明子、福田敦子、斉木里絵
宇田聖正、阿部知代(アナ)、築出静夫、平良政幸、白石タダシ
山崎進哉、国枝量平、浜田道彦、東海林寿剛、松元夢子
坂本大地、浅里昌吾、野口賀行、秋山実嘉、夏山剛一
平野早香、相澤葉介

スタッフblog
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評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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