救命病棟24時

企画 - 和田行、中島久美子
プロデュース - 小椋久雄、高丸雅隆、三竿玲子
脚本 - 二木洋樹(1)(6)、一色伸幸(2)、高山直也(3)、林誠人(4)
小川真(5)
演出 - 河毛俊作、佐藤祐市、水田成英、大木綾子

http://www.fujitv.co.jp/kyumei24/index.html


第6話 狙われた救命センター

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防護服に身を包んだ救護班が通報を受けてアパートの一室を
訪れる。硫化水素による自殺を図ったのは上川由梨。
このケースでは他の患者への影響も考え、隔離された場所での
処置が行われるが、駐車場に簡易の処置室を設置して、救急車
が到着するのを待つ。

一方病院では、澤井の元に衆議院議員の岡部宗一郎と秘書の
古本がやってきて救急救命の現状を説いて回る。
そんな澤井の元に処置して欲しいとして浅越守がやってくるが
そのくらいの怪我では死なないとしてあしらい、救命には治療
する優先順位が有ると告げる。浅越は治療を諦め、乗ってきた
車で引き返す。
彼が帰った後から、緊急用のホットラインに不思議な電話が
次々となり始める。更に警察に病院から通報したものが居る
として不可解なことが起こり始めた。
すぐにインターネットにいたずらの書き込みがされていること
に気がつく。
小嶋は先程怪我した患者が立ち去っていったことを告げると
対応したのは自分だとして澤井が名乗り出る。澤井は不躾な
態度をしたことを認めて自ら謝罪のために彼の元へといく事
になる。
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今回は進藤が言った言葉が全てを物語っている。
患者に総理大臣も犯人も無いと言うこと。

澤井は目的のために対応の違いに差が出るのもやむなしとの
立場だが、決して悪気もないし誰よりも改革の必要性を知る立場
として、岡部のことを特別視しているのは明らかなところ。

そんな岡部の秘書が特別視されて当然だと思っているところが
また典型的な役割だなと思う。

意外と激しい争点にはならず展開だけでその問題点を見せた辺り
がややドラマとしての迫力を失った感じもする。激しい現場の
割りに相手に対して訴えかけるものではなく、あくまで一般論と
してその対応の仕方を非難しているところがあまり殺伐としない
原因なのかも。

進藤を救急から退かせようとしている澤井の行動に説得力が
有るのか。最終回でその辺が明らかになっていくのかな。

犯人の使い方はなかなか上手かった。
病院側の対応の違いに不満が有って、抗議の意味でいたずらして
いるのかと思えば、殺害しようとした女性の容体が気になり
色々と病院で嗅ぎ廻っている事実。

最後に進藤を刺したときには緊迫感が走るが、慌てず騒がず
刺されて負傷しているにもかかわらず犯人の為に手術を行う
のだから、人として出来過ぎているような印象だ。

それにしても硫化水素で自殺した場合、水で洗い流すというの
が最適な処置なのか。あんまり特別な対応ではなかったね。

患者の野村佑香さん久しぶりに見た。
大学受験で暫く休業していたみたいだけど復帰したみたいだね。

進藤一生 …… 江口洋介 (救命救急医)
小島楓 …… 松嶋菜々子 (救命救急医)
山城紗江子 …… 木村多江 (放射線科看護師)
鴨居千夏 …… 北乃きい (看護師)
花輪勝司 …… 板尾創路 (麻酔医)
横溝静香 …… 市川実和子 (看護師)
工藤亮介 …… 石田卓也 (研修医)
坂口理恵 …… 西原亜希 (看護師)
佐伯透 …… 西山聡 (看護師)
丹原博嗣 …… 趙[王民]和 (眼科医)
野口昭光 …… 矢柴俊博 (耳鼻科医)
堀田明子 …… 山野海 (看護師長)
浦賀昌義 …… 山田明郷 (院長)
守谷隆文 …… 小野武彦 (救命救急センター長)
澤井悦司 …… ユースケ・サンタマリア (医局長)

上川由梨 …… 野村佑香 (硫化水素で自殺?)
浅越守 …… 水橋研二 (由梨の元彼)
岡部宗一郎 …… 佐戸井けん太 (民政党議員)
古本 …… 石井愃一 (秘書)

海部剛史、大波誠、中野順一朗、伊勢田隆弘、森丘一舟
宮崎高春、稲垣綾、福田敦子、岡明子、押川賢吾
荒川真、鈴木里咲、上山奈緒美、春山怜那

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