緊急SP救命病棟24時 〜救命医・小島楓〜(4)

脚本/林誠人
脚本協力/酒井雅秋、阿相クミコ
企画/和田行、中島久美子
プロデュース/小椋久雄、高丸雅隆、三竿玲子
演出/佐藤祐市


迫る!最大の危機第3シリーズ特別編

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2008年8月26日、清和第一病院で働く救急の元に18歳女性患者
が運ばれてくる。第一発見者の隣人の女性・小久保紗英の適切
な処置のお陰で大事には至らなかった。
小島楓を目にした小久保はかつて震災の時に助けて貰った事を
告げる。
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さて今回は第三シーズンの総集編。
第三シーズンに関しては、既に感想を書いていた時なので
改めて書く必要もないんだけどね。
第二シーズンとは違いハイビジョン対応になっていた為に
画面一杯ドラマを堪能する事が出来た。

一応第三シーズンに関して気になる人は以下のURLでどうぞ。
4年前の感想なので恥ずかしいものが有るけど。
http://itawind.web.fc2.com/2005/kyumei3.htm

自殺未遂を繰り返す女性・小久保に震災で起こる病院内での
ドラマを見せることで生きる意欲やら意義を植え付ける為の
ものだった。最後に無駄に死のうとしていた今日、昨日亡くな
った誰かが死ぬほど行きたかった明日であるという名言を
残した所が良かったね。

楓の婚約者に対するエピソードが有った。
進藤一生もかつてドラマの中で妻を失っているので、その経験
を楓に伝えて立ち直りのきっかけにする。

救命になった理由。
震災の場に於いても自らの家族を気にして持ち場を離れるよう
では、救命に就こうとした意味がないとする楓の逞しさが
光った。

進藤の登場の仕方も良かった。
失血をするために手持ちの道具だけでそれを行ったこと。
適切な形で病院まで運ばれたために患者は無事手術を受けて
助かる事が出来た。

震災で生き残った人は全力で生きなければならないとする強い
メッセージ性も伺えて、自殺の多い今日、ドラマとしての明確
なテーマも上手く浮かび上がらせた。

最後に楓が受けた患者に何らかの不都合が起きてしまうのだろ
うか。私が責任を持ちますと明確に言っていたモノね。

そして小久保が看護大学に進んでいる辺りのオチにも心地良い
ものがあり、是非今後のシーズンの中で登場させて欲しいね。

小島楓 …… 松嶋菜々子 (医師)
山城紗江子 …… 木村多江 (看護師)
小久保紗英 …… 井上真央

桜井聖、横江泰宜、平野早香、江賢、東海林寿剛、松元夢子
守田聖正

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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