LIAR GAME ライアーゲーム2

原作:甲斐谷忍
脚本:黒岩勉
プロデュース:志牟田徹、東康之
演出:松山博昭、大木綾子、長瀬国博

http://www.fujitv.co.jp/LG2/index.html


第4話 裏切り勃発!

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秋山は菊地の動体視力を押しのけ見事勝利。4回戦の全ては
直と小坂の大将戦に全てが持ち越された。
二人が対戦するのは回らないルーレットと呼ばれるもの。
普通ルーレットは運だけのゲームでプレーヤーの直感だけが
左右されるが、このゲームは運だけではない事が告げられる。
ルーレットの目は僅か4つ。普通のルーレットと違うのは、
ディーラー対プレーヤーではなく、プレイヤー対プレイヤーの
勝負であること。ホイールに玉を落とすのもプレイヤーならば
それを当てるのもプレイヤーであるという。
親と子に分かれて、親が玉をホイールに入れる。全8回戦。
ホイールに玉を入れた親がチップをベッドする。4箇所全てに
ベッドすることも可能。金額も無制限。逆に子は2箇所だけしか
ベッド出来ず、親のベッド数よりも多いチップを賭けなければ
ならないこと。外れたチップを山分けする方式だった。

取りあえずデモンストレーションが行われることになる。
対戦するのは西田と秋山だった。西田が親でゲームがスタート
し、秋山は見事彼の心理を読んで当ててしまう。全ては潜在的
防衛本能という心理学を活かしたものだった。
秋山は次のゲームで全額をかけると勝負が早々に集結する。
このゲームは一度のゲームで終わることも有り得るという。

直はそれを見て不安になる。自分は動揺が顔に出るし嘘を付く
のが下手であること。しかしこの時直と福永は同じ事を考えて
いた。直は秋山にどうすれば良いのか尋ねると、一つの作戦を
伝授される。チップの差を利用してノーリスクに賭けていく
方法だった。
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4回戦最後に与えられたゲームは、実にシンプルな騙し合いの
ゲーム。それだけに駆け引きの面白さを感じられるものだが、
逆にゲームとしての深さが足りない事もあって、一瞬でゲーム
に勝敗を付けてしまった感じ。
ゲームとしての楽しさを追求するよりも、主人公達の"顔芸"
に魅せられるような展開だった。

ドラマとしてアクセントがついたのは、福永という信用して
良いかどうか分からないキャラクターの存在だった。
視聴者を騙すためにも先ずは秋山を騙すことがドラマとして
の命題だったのかも知れない。

馬鹿正直な直のキャラクターが全開で、ゲームの説明をする
ときの直の不思議ちゃんぶりに魅せられ、そのトーンで勝負
に挑むのかという興味深いもの。
ドラマが始まってから一貫して直の"馬鹿"っぷりが描かれて
居たために、上手い形でフェイクにはなっていたが、まばたきの
件は直が仕掛けていると思っていたので、最後の一度の勝負で
反転して総取りの展開になるのだろうと思うものがあった。

相変わらずタイムのかけ声のタイミングには笑えるものがあっ
たし広田レオナのキャラクターの使い方も上手かった。
ブタは太らせて食えとばかりに、落とし方に爽快感があったね。

さて秋山と同じ研究室に在籍していたと思われる葛城リョウの
存在は相変わらず不気味。獲得していた金の量もハンパじゃ
なかったしね。
ライアーゲームに於いて情を見せることがどれ程恐い者なのか
が、4回戦で描かれていただけに、直のウィークポイントが
突かれないことを祈るのみだね。

神崎直 …… 戸田恵梨香 (太陽ノ国)
秋山深一 …… 松田翔太 (太陽ノ国)
葛城リョウ …… 菊池凛子
福永ユウジ …… 鈴木浩介 (太陽ノ国)
西田勇一 …… 荒川良々 (月ノ国・元トラック運転手)
菊池翔 …… 眞島秀和 (月ノ国・元プロボクサー)
小坂妙子 …… 広田レオナ (月ノ国・元アパレルブランド社長)

清蘭 …… 遊井亮子 (LGT事務局員)
谷村光男 …… 渡辺いっけい (LGT事務局員)
エリー …… 吉瀬美智子 (LGT事務局員)
ソラリオ …… 喜山茂雄 (LIAR GAMEのディーラー)

太宰美緒、槙原あこ、西田早希、川下大洋、夏目慎也

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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