メイド刑事 原作／早見裕司 脚本／真部千晶(1)(2)(6)、波多野都(3)、岩下悠子、末安正子(4) ハセベバクシンオー(5) 監督／藤岡浩二郎、山下智彦、橋本一 プロデューサー／島川博篤、榎本美華、小柳憲子 http://www.tv-asahi.co.jp/meido/

第6話 救え!狙われた極道の妻!
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元刑事の鎌田照彦が背後からハサミで刺されて亡くなる。
亡くなる日に彼は中与志組の組長と会っていたが、話しを聞い
たところ世間話しかしていないという。先代の組長と鎌田は
犬猿の仲だったこともあり、組員が殺害したのではないかと
疑うも証拠は全くなかった。何の目的で殺害したのかを突きと
める為に中与志組にメイドとして潜り込むことになる。

中与志組の屋敷を探していたところで、覆面を被っていた三人
組が男児を誘拐しようとしていたところに遭遇する。葵によっ
て助かるが、その男児はなんと中与志組の現組長・智子の
一人息子だった。現在中与志組は阿久頭組と対立しており、
その対立組織の組長・巳喜男が舎弟を連れて自ら乗り込んでく
る。鎌田殺害の件で中与志組も捜査していたところで捕まって
しまった中与志組組員の一人を連れてくる。
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ドラマとしては鎌田照彦が殺された原因を探るわけだが、
その中で起こる中与志組の組長・長男の誘拐事件も同時に
捜索していくことになる。

中与志組にとって鎌田照彦がどういう関係なのかという所が
ドラマとしてのポイントか。

警察と暴力団と言うことで決して相容れない関係であること
は想像に難くないが、そんな先入観が嘘のように信頼関係を
結んでいるという所がドラマとして興味深い点。

全ては智子が元々どういう人物であり、組長との出会いのきっ
かけを知っていくウチに、ドラマでは鎌田照彦が殺された原因が
組としての意向ではないことが明らかになっていく。

誘拐の件と鎌田殺しが一つの線で結びついていく。
金目的の誘拐。その金蔓である息子が北海道の鎌田の親戚に
預けられる事を知り、それを妨害しようとした組員の仕業。

その証拠としてハサミと臭いを用意したわけだけど、拳銃の
存在がさり気なくミスリードを誘発しようとしている所など
上手くできている点だ。

葵以外のキャラクター、梶正治や百瀬玲子や伊藤曜子が
ワンポイントながら面白い使われ方をしているのも好感の
行く点。
そして今回は何よりスケバン刑事の登場を硬派に演出している
所がドラマを引き締めたと思う。

若槻葵 …… 福田沙紀 (海堂家で働く優秀なメイド。18歳)
海堂俊昭 …… 原田龍二 (京都府警・本部長)
梶正治 …… 的場浩司 (捜査一課・警部補)
坪内さくら …… 大島蓉子 (海堂家コック)
朝倉執事 …… 品川徹 (海堂家執事)
百瀬玲子 …… 中山恵 (捜査一課・刑事)
伊藤曜子 …… かでなれおん (レディース)

--- …… 蟹江敬三 (タイトルナレーション)
少女時代の葵 …… 前田莉緒

中与志智子 …… 南野陽子 (8代目中与志組)
鎌田照彦 …… 芝本正 (元組織犯罪対策課刑事)
中与志和真 …… 後藤聡 (智子の息子)
中与志和人 …… 柴田善行 (先代)

飯島寛太郎 …… 榊英雄 (中与志組・若頭)
荒木英佑 …… 土屋裕一 (拳銃所持)
重盛万作 …… 長江英和 (ギャンブル好き)
曽根善三 …… 遠山俊也 (香水、ホストにハマる)

立木伸行 …… Fジャパン
阿久頭巳喜男 …… 笹木俊志

奥深山新、柄谷吾史、辻村綾二

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)