魔女裁判

脚 本/前川洋一
プロデュース/関卓也、小池秀樹
演 出/加藤裕将、小原一隆

http://wwwz.fujitv.co.jp/majo/index.html


第2話 脅迫…陰謀…罠…買収…裁判員の危機

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4/20 第2回公判。
被告人への検察側からの追求が始まる。
被害者が死亡した時の状況について詳しくやりとりが行われる。
居間のレンガに指紋が付いていたことについて。当時被害者は
酒を飲んでいて、鏡子はシャワーを浴びていたという。シャワ
ーから出たときには既に亡くなっており部屋には煙が立ちこめ
被害者は暖炉に顔を突っ込んでいた。弁護士は事故である事を
主張する。被害者が足を滑らせレンガに頭をぶつけ、その流れ
で自分から暖炉に顔を突っ込んだという。

裁判員たちは控え室に戻った後に話をする。
田所は突然検察側は強引であり被告が嘘を付いているとは思え
ないとして無罪を主張。それ以外の人は初日の意見のままだっ
た。

4/21 接見室で被告・柏木鏡子と記者本宮香織が面会する。
鏡子は無実を信じている娘のために取材を許可したという。
マスコミは皆犯人扱いしているために、娘が虐められて困惑
しているという。

4/22 第3回公判。
故意に殴打された証拠が提示される。
裁判員達はどう意見を変えていくのか。
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陪審員コンサルタントたちが、裁判員たちを無罪に導こうと
圧力を掛けていく中で、吉岡徹は何か不自然さを感じていく。
この圧力に屈することなく、正しい視点で容疑者を裁くことが
出来るのか。

なんとなく展開の仕方やキャラクターの配置が同枠のドラマ
『ライアーゲーム』っぽい気がするけど、あのドラマの演出家
とはクレジット的に違うんだよな。

どんな人物にも他人に知られたくない秘密やウィークポイント
は持ち合わせているもの。オレオレ詐欺が流行る日本に於いて
当然こういう弱点を突いてくる人物が居ても可笑しくはない
という所がドラマとしてはリアルで面白く映る点だ。

一人、また一人と裁判員が買収されていく。
中間票の提示が予想以上に各々のキャラクターの現状を示して
いて面白い要素として存在している。それと同時に有罪だと
していたものが突然無罪に変更したときに、理由を知りたく
なるという当然の欲求がこのドラマの核心をついていて面白い
部分でもある。

田所秀雄はゲイ、奥寺梨華はソープ嬢としての過去、内海信恵
は年金をこっそり横領しているらしい。
上手く弱点を突かれている格好なので、まさに陪審員コンサル
タントの思うつぼだが、違和感に気づいたこともあり、これを
阻止するためにどう行動を見せていくのか。

ドラマとしてはそれと同時に一連の事件の真相も気になる点。
コンサルタントを雇っているのは本当に柏木鏡子なのか。

取りあえず難攻不落っぽい相馬卓がどうなるか気になるし、
当面はいずみに降り掛かる圧力をどう払拭していくかにかかって
いるのかも。

柏木鏡子の魔女たる所以が描かれたことで、過去の死亡して
いった人たちも本当に鏡子に関わりないのか気になるところ。
特に東条会長の奥さんも自殺している辺りが気になるね。

吉岡徹………生田斗真 (オレンジ:デザイナー)
渡部いずみ…加藤あい (ホワイト:主婦)
本宮香織……比嘉愛未 (新聞記者)
黒川竜一……鈴木亮平 (得体の知れない男)
柏木遥………忽那汐里 (鏡子の娘)

奥寺梨華……末永遥 (ドンペリピンク:キャバクラ)
田所秀雄……中村靖日 (パープル:理科教師)
井筒肇………山谷初男 (補充裁判員)
相馬卓………平方元基 (ブルー:法科大学院生)
根津芳子……中村果生莉 (補充裁判員)
内海信恵……松本じゅん (ピンク:介護ヘルパー)
進藤亮介……渡邉紘平 (弁護士)
大沢陽子……宍戸美和公 (検事)
水島真紀子…滝沢沙織 (得体の知れない女)

柏木鏡子……石田ゆり子 (被告:魔女)

美濃部学……岸博之 (裁判長)
北村武彦……野元学二 (裁判官)
塚田久美子……堀ひろこ
東条総一郎……早川純一 (被害者)

本間ひとし、小浜正寛、小島康志、磯野光沙、中野順一朗
石井春花、吉田晋一、熊谷美香、友光小太郎、白石タダシ
西海健二郎、秋田宗好、富永健義、進藤学、児玉美智子
松岡璃奈子、高橋裕美、華恋

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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