魔女裁判

脚 本/前川洋一、八津弘幸
プロデュース/関卓也、小池秀樹
演 出/加藤裕将、小原一隆

http://wwwz.fujitv.co.jp/majo/index.html


第7話 香織が拉致された…縛られたその虚ろな眼差し

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香織から助けてという電話を受けて、徹は急いで彼女の部屋に
向かう。部屋の片隅で怯えていた彼女。部屋の中は荒らされて
いた。彼女によると帰宅すると部屋から誰かが出て行ったと
いう。警察に話したらもっと恐ろしいことになるというメッセ
ージが残されていた。
そんな折りいずみからも電話が有り、同じく助けてくれという。
彼女の自宅を訪れると香織の部屋と全く同じで荒らされていた。
黒川の仕業なのか、魔女の仕業なのか。
公判が再開され香織を徹の自宅に連れてくると、早く帰宅する
ので誰が来ても出るとして出掛けていく。

裁判所でいずみから残されていたメッセージの件で徹に話し
かけられる。今まで黒川から来たメッセージには同じマークが
書かれていたのに今回の件はそのマークが無いというもの。
既に裁判員の誰かから魔女に脅されているのだろうか。
そんな時、補充裁判員である根津芳子の筆箱の中から、メッセ
ージを留めていた赤い鋲が有ることを目にする。
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ドラマとしてはこれまでの黒川の件との違いを見せて、今度は
魔女によって引き起こされているのかどうかに疑問を持たせる
様な展開だった。

ぶっちゃければ、あまり裁判の流れとは関係ないところで動い
た話のようにも映る。
香織がいずみに対して起こした嫉妬心。
これが魔女によってマインドコントロールされているのではな
いかと臭わせるものだが、流石にそう考えるには難しいもの
が有る。

相変わらず徹は必要以上に外部に訴える事をしない。
脅されているこの機会に香織にこれまでの顛末を語っても
悪くはない展開だと思うが、ここで喋るとドラマとして成立
しなくなるのだろうか。
徹がいずみに呼び出される事で頭の切れる香織だけに、一連の
裁判員のせいで徹に何らかの異変が起こっていることを示唆
していくのかと思ってみていたが、単なる嫉妬心に火を付けた
だけというお粗末な結末。

香織のしたこともあまりの重たさに引くような思いだが、
香織の縛られた姿が思いの外艶っぽかったので目に優しい内容
だったのかも知れない。

最後に黒川がいずみの夫だったという展開で、あまりの有り得
無さに完全にしらけさせる展開だったが、結末に向けて黒川の
正体がバレた時に離婚、家庭の崩壊という流れの公算が立つよう
な設定を見せられたような気がする。

吉岡徹………生田斗真 (オレンジ:デザイナー)
渡部いずみ…加藤あい (ホワイト:主婦)
本宮香織……比嘉愛未 (新聞記者)
黒川竜一……鈴木亮平 (得体の知れない男)
柏木遥………忽那汐里 (鏡子の娘)

奥寺梨華……末永遥 (ドンペリピンク:キャバクラ)
田所秀雄……中村靖日 (パープル:理科教師)
井筒肇………山谷初男 (補充裁判員)
相馬卓………平方元基 (ブルー:法科大学院生)
根津芳子……中村果生莉 (補充裁判員)
内海信恵……松本じゅん (ピンク:介護ヘルパー)
進藤亮介……渡邉紘平 (弁護士)
大沢陽子……宍戸美和公 (検事)
水島真紀子…滝沢沙織 (得体の知れない女)

柏木鏡子……石田ゆり子 (被告:魔女)

美濃部学……岸博之 (裁判長)
北村武彦……野元学二 (裁判官)
塚田久美子……堀ひろこ
東条総一郎……早川純一 (被害者)
渡部舞……磯野光沙 (いずみの子供)
東条英彦……浜田晃

西海健二郎、田代優美(アナ)、熊谷美香、友光小太郎、石井春花
中野順一朗、吉田晋一、高槻祐士、木立美鳥、堤匡孝
伊勢田隆弘、出口正義

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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