魔女裁判

脚 本/前川洋一、八津弘幸
プロデュース/関卓也、小池秀樹
演 出/加藤裕将、小原一隆

http://wwwz.fujitv.co.jp/majo/index.html


第10話 衝撃の評決!最後に微笑む女

--------------------------------------------------------
"私が殺しました"。
鏡子は突然最終弁論の場で語る。新しい目撃者が出たことで
誰かを庇った行動なのではないのか。だとしたら鏡子は真犯人
を知っている。徹は法廷の場でもその事を告げるが裁判官から
制されてしまう。

裁判所の外で遥の姿を見た徹は君がやったのか?と問う。
遥は静かに"ハイ"と答え、鏡子は君のことを庇っているのだな
と念を押す。遥は当時の状況を語り始める。母親がシャワーを
浴びていた時に、自分がレンガを手にして東条総一郎の元を
訪れ殴りつけたという。原因は総一郎が母親を裏切ったことに
有ったという。殺意は否定する。いずみに出した手紙も自分が
犯人だという事に気づいて欲しかったのだという。
鏡子は魔女などではなかったと徹はこれまでの考えを改めさせ
られるのだった。
--------------------------------------------------------

なんだか昔のホラー映画みたいなオチだったね。
魔女は魔女でなくてはならないのでこういうオチも悪くは無い
けど、個人的には黒川に何のペナルティも課せられなかった
展開に後味の悪さを感じる。

ドラマとしてのテーマは徹が言っていたことが全てかな。

"裁判官は一人の人生を左右する大事な一票を担っている"
"その一票は人の人生を180度変えてしまう"
"自分たちの都合ではなく、真実のために使われるべき"

メモって無かったので間違っているかも知れないが確かこんな
感じのセリフを最後に言っていたよね。

ただ自分の信念に基づき、きちんと精査した上で出した結果な
らば、評決が出た後に誤った事が発覚しても裁判官には問題が
無いんじゃないかな。寧ろ裁判の中で立証できなかった検察
や弁護士の力量って感じなんだろうね。

しかし魔女本人は良いとしても、娘に嘘の証言をさせるもの
ですかね。しかも殺人鬼の母親を持つ娘の気持ちってなんか
ヤだな。

目の付け所は決して悪くないドラマだったと思う。
裁判員制度が出来た今の時期ならこういうドラマも興味深く
見られるしね。

吉岡徹………生田斗真 (オレンジ:デザイナー)
渡部いずみ…加藤あい (ホワイト:主婦)
本宮香織……比嘉愛未 (新聞記者)
黒川竜一……鈴木亮平 (得体の知れない男)
柏木遥………忽那汐里 (鏡子の娘)

奥寺梨華……末永遥 (ドンペリピンク:キャバクラ)
田所秀雄……中村靖日 (パープル:理科教師)
井筒肇………山谷初男 (補充裁判員)
相馬卓………平方元基 (ブルー:法科大学院生)
根津芳子……中村果生莉 (補充裁判員)
内海信恵……松本じゅん (ピンク:介護ヘルパー)
進藤亮介……渡邉紘平 (弁護士)
大沢陽子……宍戸美和公 (検事)
水島真紀子…滝沢沙織 (得体の知れない女)

柏木鏡子……石田ゆり子 (被告:魔女)

美濃部学……岸博之 (裁判長)
北村武彦……野元学二 (裁判官)
塚田久美子……堀ひろこ
東条総一郎……早川純一 (被害者)
渡部舞……磯野光沙 (いずみの子供)
東条英彦……浜田晃
中島雅人……林凌雅 (目撃した少年)

白石タダシ、西海健二郎、秋田宗好、富永健義
吉田晋一、熊谷美香、友光小太郎、石井春花、中野順一郎

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system