名探偵の掟 脚本／大石哲也 他 演出／宮下健作 他 プロデューサー／関拓也、高野渉 http://www.tv-asahi.co.jp/meitantei/

第1話 殺意の密室

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殺人事件の一報を受け現場へ向かおうとする大河原番三の前に
本日付で配属された藤井茉奈がやってくる。免許を持たない
彼女は上司を前にして助手席に堂々と座り現場に行く。

殺人現場は奈落村で、一人暮らしの男性・森野作蔵が殺害され
る。奈落村は昨晩から大雪が降っており、被害者の自宅にまで
続く足跡なども重要な証拠として考えられる。
番三は現場に着くがすぐには捜査を始めず、犯人捜しと事件の
鍵解きを行う青年を待つ必要があるとして、自分はあくまで
脇役であることを強調する。
そんな中、近くで結婚式が有ったという名探偵・天下一大五郎
が自転車に乗って颯爽と現れる。
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ドラマとしては「犬神家の一族」を分解して、殺人事件に於け
る捜査や展開の常套手段を皮肉混じりになぞっていく感じの
内容だった。

正直、激しくテンポが悪くて面白くなかったわけだが、
俳優人が予想以上の豪華さに驚かされるばかりの展開だった。

このドラマが皮肉に見えるほどに、ミステリー小説やドラマを
好きな証拠なのかも。

いちいち扉に入って心の声のやりとりを映像化するほどに
ゲンナリさせるような安っぽさを感じるわけで、キム兄の
解説っぽいやりとりがどうにも馴染めないところが有る。

最後は誰が犯人とかどうでも良くなっていたし、物証が少なく
想像力ばかりを働かせる展開になっているところで、ちょっと
自分にはあまり好みのドラマではないかも知れない。

密室のトリック、心張り棒の使い方もあんまりなるほどと
思えるものがなかった。確かに犯人が分かった後に、密室の
トリックを語ることほどナンセンスなものは無いのかも知れない。
犯人は密室を作る気もなく偶然そうなったのかも知れないしね。

それにしてもちすんの婦警姿に萌え〜

天下一大五郎 …… 松田翔太 (23歳・名探偵)
藤井茉奈 …… 香椎由宇 (23歳・捜査一課の新人)
大河原番三 …… 木村祐一 (45歳・捜査一課の警部)

森山瑞希 …… ちすん (25歳・捜査一課・女性警察官)
植松慶太 …… 入江甚儀 (17歳・カフェ店員)

壁神小枝子(39) - 奥貫薫 (辰哉の母。犯人)
壁神辰哉(24) - 森本亮治 (君子と結婚)
鶴岡君子(23) - 山崎真実 (辰哉と結婚。麗子を殺害)
壁神千鶴子(46) - 川俣しのぶ
壁神麗子(23) - 西慶子 (千鶴子の娘)
大島鉄吉 - 春海四方 (隣人。第一発見者)
森野作蔵 - 江良潤 (被害者。密室で殺害される)
刑事 - 佐伯新

加藤諒、尾上綾華、中村由起子、松本公成、真日龍子
伊藤渚、上野哲也、高杉心悟

評価：★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3.0)