名探偵の掟 脚本／大石哲也(1)(2)(4)(6)、山岡真介(3)(5)(7) 演出／宮下健作 他 プロデューサー／関拓也、高野渉 http://www.tv-asahi.co.jp/meitantei/

第7話 美しき殺人者

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黄部コーポレーションの先代の社長、黄部雅吉が亡くなった事
で遺産の話が持ち上がる。その相談を受けた天下一大五郎は
この日黄部家を訪れていた。
夜、星空を見ようとしてバルコニーに出ていた大五郎は、下の
階で妙な音を聞きつけ乗り出して様子を見ようとすると、
下の階へと滑稽な落ち方をしてしまう。そこで音の聞こえた
部屋を覗くと、遺産の件で訪れていた灰田次郎が殺害され、
男性が家の中に逃げていく姿を目撃する。その音を聞きつけて
やってきた使用人の青野と共に屋敷を調べていくと、全ての
部屋に鍵が掛かっており、犯人は屋敷の中の何処かに留まって
居ることが伺えた。しかし探しても探しても犯人は見つからな
かった。この屋敷にいた男性は、屋敷の主・黄部矢一朗と
被害者の灰田次郎、使用人の青野と天下一だけだった。
果たして犯人の男性は何処に消えたのか。
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ドラマとしては「33分間探偵」のように、視聴者の誰もが犯人
を予想できる状態の中で1時間もたせるような話だった。

ツッコミ処の多い内容では有ったが、コメディドラマとしては
このドラマの中でも一番面白い話で、キャラクターの使い方など
も良くできていたし、何と言っても女装する大和田伸也が気持ち
悪さが光った話だった。

今回評価できるのは何と言ってもドラマを通して、森山瑞希や
藤井茉奈を大五郎の恋愛相手として台頭してきた女装の大和田
伸也に嫉妬させたことや、女装の件でボケと無視を貫き通した
ことだと思う。

更にちすん様の私服姿を描いたところも好感度が高い。

ドラマではテンポを悪くする要素であった、お約束ルームみたい
なのを排除した点も良かった。

最後に大河原と矢一朗の抱き合うシーンも妙なノリになっていて
笑えた。

天下一大五郎 …… 松田翔太 (23歳・名探偵)
藤井茉奈 …… 香椎由宇 (23歳・捜査一課の新人)
大河原番三 …… 木村祐一 (45歳・捜査一課の警部)

森山瑞希 …… ちすん (25歳・捜査一課・女性警察官)
植松慶太 …… 入江甚儀 (17歳・カフェ店員)

黄部矢一朗 …… 大和田伸也
黄部真知子 …… 筒井真理子
灰田次郎 …… 坂本真
青野 …… 佐戸井けん太
赤井留美 …… 大島美幸 (森三中)

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)