MR.BRAIN

脚本/蒔田光治
演出/福澤克雄、平川雄一朗、山室大輔
プロデューサー/石丸彰彦、伊與田英徳


第1話 史上空前の脳科学ミステリー始動!!
変人脳科学者vs連続テロ魔!!脳を使い瞬間移動!?


--------------------------------------------------------
涙を流す女性を見かけたホストのNO.3である九十九龍介は
女性に声を掛ける。自分で自分のことを捨てるのは良くないと
声を掛けなんとか元気づけたと思った矢先、看板が彼に倒れか
かり下敷きになる。

5年後。
五反田の道ばたで車が爆発炎上する事件が発生する。
それと同時に犯人から同じ通りに爆弾を5つ仕掛けたとの電話
が入る。国家テロレベル3の警戒が敷かれて辺りは警察によって
封鎖される中、封鎖地区にいた九十九龍介は捜査一課の船田勉
に捕まってしまう。
喫茶店で爆弾をいじっていた為のもの。
取調室で事情徴収を受ける中、九十九龍介は人並み外れた洞察
力で一連の爆破事件の真相を解き明かしてしまう。
結局五反田の通りで行われていた違法賭博の店の金を狙うのが
目的で、船田勉が犯人だったのである。

そんな中、産業開発省事務次官の中野修三(52歳)が自宅で殺害
されて発見される。金庫をこじ開けられ、壁には血文字で大き
な十字架が描かれていた。
--------------------------------------------------------

事故によって脳が損傷することによって逆に能力を開発してし
まったという男性が主人公のドラマ。

キャラクターが多すぎることもあって、キャラクターを覚える
こと自体に面倒臭さがあり、もう少しドラマは脳科学に絞った
扱いにした方が良いのではないかと思わせる所は有ったかな。

ラボでは脳科学に於ける色んな説明しい展開が続く中で、
捜査に於いては犯人との心理的駆け引きの方がやたらと目立つ
内容だった。

相変わらずドラマとしてはラボの職員の範疇からは外れるよう
な捜査だし、そもそもの存在意義の中に明確なものが無い事も
有って、九十九龍介と助手の由里和音のやりたい放題な内容と
なっている。

ドラマとしてのポイントは、アリバイ工作に於ける犯人との
駆け引きだ。
土田にしても土井にしても、どちらもアリバイを誤魔化すため
に色んな工作を使って仕掛けてくる。
どれも人間の心理的なものを突いてくるもの。
正直土田の供述に関しては、最初から最後まで胡散臭さしか
無かったので警察が信じる方が無理が有るような気がするが、
それでも警察官は踊らされて、終いには味方さえも疑ってしまう。

最後は人間の意思が関わるものには嘘が含まれるが、脳自体の
反応には嘘がつけないものが有るという展開で締めくくる。

正直アリバイ工作を崩したところで物証が皆無である事件を
有罪に持ち込むことが出来るのかという日本のドラマの典型的
オチに終始したが、まぁ自白したんなら良いのか。

九十九龍介(科警研・脳科学担当)…… 木村拓哉
由里和音(科警研・脳科学)…… 綾瀬はるか
船木淳平(科警研・画像解析)…… 平泉成
神田純一(科警研・音声分析)…… 設楽統
浪越克己(科警研・行動科学)…… 井坂俊哉
岩淵潔(科警研・交通科学)…… 林泰文
大内浩一(科警研・生物学)…… 山崎樹範
難波丈太郎(科警研・生物学)…… トータス松本
夏目光男(科警研・化学)…… 田中裕二
佐々未春(科警研・法科学部長)…… 大地真央
瀬田逸平(科警研・所長)…… 小林克也
科警研内を掃除しているおねえさん …… 木下優樹菜

林田虎之助(警視庁・捜査一課)…… 水嶋ヒロ
丹原朋実(警視庁・捜査一課)…… 香川照之

マリコ - SHIHO

武井公平(警視庁・組織対策四課) …… 市川海老蔵
土井健三(産業開発省・土木開発局長) …… 高嶋政伸
小峰和彦(土井健三の秘書) …… 津田寛治
中野修三(産業開発省・現事務次官) …… 沼崎悠
船田勉(警視庁・警備部一課) …… ユースケ・サンタマリア
女の客 …… 戸田恵子
土田吾一(土田建設社長) …… 志賀廣太郎
小島秀樹(帝王大学病院・脳外科) …… 杉本哲太
竹神貞次郎 …… Gackt

広末涼子、町田幸雄、椿真由美、吉野貴弘、山口太郎
菊口富雅、上杉陽一、国本綾、阿部亮平、山戸恵、小林きな子
長谷川ほまれ、升田尚宏、田口トモロヲ、奥田達人

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system