MR.BRAIN

脚本/蒔田光治
演出/福澤克雄、平川雄一朗、山室大輔
プロデューサー/石丸彰彦、伊與田英徳

http://www.tbs.co.jp/mr-brain/


第4話 変人脳科学者vs天才ピアニスト!!トランプで蘇る白骨死体!?


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返り血を浴びた洋服を着てピアノを弾く男・中山優の自宅で
木下庄治がナイフで一突きされて死亡する。
警察官は優に事情を聞くも、多分自分が殺したと曖昧な自白。
姉の中川純によると弟は、7年前の脳内出血を経験したことで
記憶障害を持ち新しいことが覚えられないのだという。
凶器には優の指紋が残されており、彼のポケットには"ぼくが
殺した"と書かれたメモが残されていた。優は普段から気づいた
事をメモする習慣が有り、それも重要な証拠の一つ。しかし
記憶が無い人が相手の顔を覚えていて殺人を犯す事など有り
得るのだろうか?

林田と丹原は現場検証に立ち会う。
自宅のアトリエの壁中にメモが張り出されている不気味な光景
を目にする。しかし事件は混迷を極め、九十九に捜査協力を
求めることになる。
九十九と一緒に現場を捜索すると、ピアノに一枚の楽譜が残さ
れており、そこには四つの音符が書かれていた。"ドミラレ"を
示す音符。果たして事件の真相に関わるものなのか。
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回を追う毎にドラマとして面白味を失っていくMR.BRAIN。

今回のドラマも続きものの様で、その初回という事もあり、
一つ一つの証拠がバラバラのままで何のことを示唆している
のか全くの意味不明の状態で、視聴者にも想像するのを許さ
ない程に事件の真相とはほど遠いところを描いていた気がする。
その為に正直面白かったかと問われると良く解らない所が
有るなという感じ。

ドラマとしては記憶障害という特異性の素材を扱ったことで
やや解りづらい一面が有ったのも事実で、なんとも煮え切らない
ものが有った。

そんな中で九十九に感化され、科警研のメンバーが事件に興味
を持ち始めたという事で、今まで完全に存在感の無かった
メンバーたちにも有る一定の役割を与えた話だった。

現場に残されていた血痕付きのハンカチ。
検死写真から割り出される新しい事実。
そして足跡から判断して殺害現場が発見現場とは違う事実を
見つける。

ただ正直そんな気難しい事をしなくても、現場に残されている
出血量から遺体が動かされている事は明かだろうし、
冒頭で優が返り血を浴びたシャツを来ていたが、これを偽装
するのは正直無理だろうと思う。
意外と科学的な追求をしようとして、難しく解釈を求めている
ばかりで矛盾点の多いドラマだった。

また冒頭から見つかった白骨遺体がこの件に関わっているのか
どうかが気になるところかな。

九十九龍介(科警研・脳科学担当)…… 木村拓哉
由里和音(科警研・脳科学)…… 綾瀬はるか
船木淳平(科警研・画像解析)…… 平泉成
神田純一(科警研・音声分析)…… 設楽統
浪越克己(科警研・行動科学)…… 井坂俊哉
岩淵潔(科警研・交通科学)…… 林泰文
大内浩一(科警研・生物学)…… 山崎樹範
難波丈太郎(科警研・生物学)…… トータス松本
夏目光男(科警研・化学)…… 田中裕二
佐々未春(科警研・法科学部長)…… 大地真央
瀬田逸平(科警研・所長)…… 小林克也
科警研内を掃除しているおねえさん …… 木下優樹菜

林田虎之助(警視庁・捜査一課)…… 水嶋ヒロ
丹原朋実(警視庁・捜査一課)…… 香川照之

マリコ - SHIHO

中川優 …… 佐藤健
中川純 …… 木村多江
八木仁 …… 東儀秀樹
木下庄治 …… 貴山侑哉

花ヶ前浩一、石黒久也、和泉今日子、西谷有統
原田文明、三上哲、長谷川はまれ、工藤時子、小西雄

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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