MR.BRAIN

脚本/蒔田光治
演出/福澤克雄、平川雄一朗、山室大輔
プロデューサー/石丸彰彦、伊與田英徳

http://www.tbs.co.jp/mr-brain/


第6話 変人脳科学者vs悲劇の多重人格トリック!!
脳トレは嘘発見器!?

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島根で新たに青山幸一という暴力団が殺害される。
松下百合子を殺したときと同じ線状痕が検出された事、現場
周辺には多数の秋吉かなこの指紋が検出された事で、全て
同一犯人の仕業だとして、かなこを全国に指名手配する。
青山幸一所有の倉庫の地下室はかなこを15年間監禁したと思わ
れる生活スペースも発見された。

一方その頃ラボで復元された15年後のかなこの予想図が描かれ
それを見た九十九は寿司屋で逢った女性だと思い、林田も現場
付近で見かけている事を語る。

九十九は青山が殺された現場、そして監禁場所を見たいと告げ
由里、浪越、林田を引き連れて島根に渡ることになる。
いけば必ず何処に行こうとしているのか分かるというのだが・
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一連の殺人事件の現場検証の結果、複数犯による犯行、又は
かなこ自身が多重人格である事を表す数多くの証拠が見つかる。
果たしてかなこ一人による犯行なのか。

ドラマとしては事件そのものの内容というよりも、かなこが
多重人格者なのかという事に焦点が当たる。
まぁ別にプロの殺人者でもないし、フラフラと歩き回っている
かなこを検挙するのはそう難しくないことなのかも。

さてドラマでは多重人格者の脳を見ただけでは見分けられない
との事で、人間の行動の習性からそれを探り当てねばならない
事になる。色と文字による先入観の関係は先週に描かれていた
ことなのでそれを上手く使った格好だ。

奇しくも現在仲間由紀恵さんが出ているダイハツ・ムーブのCMは
ツンデレ系・二重人格的内容のものなので、素材として決して
悪くないし、上手くキャラクターを使い分けていたと思う。
意図的にキャラクターを使い分けている場合には、何処かで
必ずボロが出るはずで完璧には演じきれるわけが無い。

ボロが出たシーンがイマイチ分かりづらく、最後に九十九が
仕掛けたトリックを持って多重人格ではないと断定できるのか
と言う面に於いてやや説得力を欠いたような話だった。
これを以て起訴されたとしたならば本当に有罪になり得るのか。
刑事ドラマならば第三者が見て必ず有罪に導かれるようなネタ
が仕掛けられていないと苦しい話になる。

しかし由里和音が閉じこめられた時のあの怒って襲いかかる
シーンがインパクト有ったな。このドラマ最大の魅力は
やっぱり綾瀬はるかいじりだね。

九十九龍介(科警研・脳科学担当)…… 木村拓哉
由里和音(科警研・脳科学)…… 綾瀬はるか
船木淳平(科警研・画像解析)…… 平泉成
神田純一(科警研・音声分析)…… 設楽統
浪越克己(科警研・行動科学)…… 井坂俊哉
岩淵潔(科警研・交通科学)…… 林泰文
大内浩一(科警研・生物学)…… 山崎樹範
難波丈太郎(科警研・生物学)…… トータス松本
夏目光男(科警研・化学)…… 田中裕二
佐々未春(科警研・法科学部長)…… 大地真央
瀬田逸平(科警研・所長)…… 小林克也
科警研内を掃除しているおねえさん …… 木下優樹菜

林田虎之助(警視庁・捜査一課)…… 水嶋ヒロ
丹原朋実(警視庁・捜査一課)…… 香川照之

マリコ - SHIHO

秋吉かなこ …… 仲間由紀恵 (15年前誘拐された少女)
松下百合子 …… 大沢逸美 (政治家)

六角慎司、石井英明、楠見尚己、吉田羊、吉野貴弘、松岡日菜
大浦理恵子、岩本千波、植田ゆう希

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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