MR.BRAIN 脚本／蒔田光治 演出／福澤克雄、平川雄一朗、山室大輔 プロデューサー／石丸彰彦、伊與田英徳 http://www.tbs.co.jp/mr-brain/

第7話 最終章〜変人脳科学者vs最強左脳男!!脳内に時限爆弾
--------------------------------------------------------
九十九は和音に対する微笑み講座で弄り倒す中、科警研が犯罪
捜査に多大な貢献をしたとして表彰を受けることになる。
当日出席する警察庁副長官の川瀬要三に花束を贈呈する役に
選ばれる和音。

当日科警研の全員が出席する中、屋上で表彰式が執り行われる
中、川瀬要三が向かいのビルから射撃される。
丹原はすぐに向かいのビル(友井ケミカルビル)にナイフル銃が
見えたので現場に急ぐが、九十九は第二産業ビルを閉鎖すべき
だとして指示をだす。
案の定、友井ケミカルビルの方にはバツ印のハンカチとダミー
用のライフル銃しか置いて居らず、第二産業ビルに犯人が潜伏
している様子。出入り口を警察が厳重に固める中、楽器入れを
持った中西和夫という男性が出てきて容疑者として確保する。
楽器入れの中に副長官を売ったライフルが有ったが、どういう
事なのか彼にはアリバイが有り犯人ではないという。

これは犯人からの挑戦状だと九十九は呟く。
--------------------------------------------------------

次々と警察関係者や衆議院議員たちに制裁を与えていく犯人
は、警察の行動を上手く読み取り、掌で転がすように彼らを
誘導していく。果たして犯人にたどり着くことは出来るのか。

脳科学が全く生かされていない訳ではないのだが、殆ど行動
心理学の分野で展開されているような話なのは言わない約束
なのか。

現場の警察官の無能さとは対照的にラボで働く人たちは次々
と証拠を掴んでいく辺りの展開が、有る意味ではこのドラマ
を象徴していて良いのかも知れない。

何と言っても現場の警察官達の滑稽なこと。まるでルパン三世
の銭形警部のように犯人の臭いがすると部下達を引き連れ
"一斉に突〜〜撃〜〜"とばかりに現場に向かって一直線。
最初のビルでもそうだし、人質・相沢義之が居ると分かった
ビルでもそう。現場に"XXビル"と書かれているだけで、部下たち
引き連れてゾロゾロと単純な思考の元で動き回っている所が
笑いどころなのかもしれない。

しかもキムタクが思わず二度セリフを告げてしまったが、
犯人は間違えて相沢義之を連れ去ってしまったという所に誰も
引っかからない所は、ちょっとお粗末な感じに映る。

しかしこのお陰で、エレベーターでの指紋の採取に於いて
一度しかボタンを押していない事への心理的理由はなかなか
説得力が有ったのでヨシとしよう。

取りあえずNシステムに引っかからない事で当然警察内部の者
が加担していることは明らかで、視聴者的には海老蔵が怪しい
事は既に周知の事実。どうやって彼にたどり着くのかが見物だ。

最終回にありがちな警察内部の何らかの汚職。
警察ではなくこれが政治家なのかもしれないが、とにかく
海老蔵&隆也が成敗しようとしている事は間違いないので、
どんな不祥事が待ち受けているのか。
っていうか鈴木一真さんがクレジットされている時点で、
なんかこの人も何らかの犯罪に関わっている怪しい臭いが
プンプンしているんだけどね。

九十九龍介（科警研・脳科学担当）…… 木村拓哉
由里和音（科警研・脳科学）…… 綾瀬はるか
船木淳平（科警研・画像解析）…… 平泉成
神田純一（科警研・音声分析）…… 設楽統
浪越克己（科警研・行動科学）…… 井坂俊哉
岩淵潔（科警研・交通科学）…… 林泰文
大内浩一（科警研・生物学）…… 山崎樹範
難波丈太郎（科警研・生物学）…… トータス松本
夏目光男（科警研・化学）…… 田中裕二
佐々未春（科警研・法科学部長）…… 大地真央
瀬田逸平（科警研・所長）…… 小林克也
科警研内を掃除しているおねえさん …… 木下優樹菜

林田虎之助（警視庁・捜査一課）…… 水嶋ヒロ
丹原朋実（警視庁・捜査一課）…… 香川照之

マリコ - SHIHO

北里陽介 …… 上川隆也 (犯人)
武井公平 …… 市川海老蔵 (警察)
川瀬要三 …… 大林丈史 (警察庁・副長官)
尾崎幸平 …… 浜田晃 (衆議院議員)
菊池大二郎 …… 清水紘治 (衆議院議員)
相沢義之 …… 光石研 (派遣社員 / 犯人)
尾崎伸一郎 …… 鈴木一真 (長男)

奥田達士、三谷侑未、川村陽介、尾上寛之、宇納佑、林剛史
吉野貴宏、しわはら利晃、伊藤隆太(アナ)

奥田達士さんのblog
http://mopokuda.exblog.jp/

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)