MR.BRAIN

脚本/蒔田光治
演出/福澤克雄、平川雄一朗、山室大輔
プロデューサー/石丸彰彦、伊與田英徳

http://www.tbs.co.jp/mr-brain/


第8話 終幕
〜さらば愛しの変人脳科学者!!最後の脳トレは笑顔活用法

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"尾崎幸平を48時間後に処刑する。"
犯人は、副長官の川瀬を狙撃した後、議員の尾崎幸平を誘拐し
そう告げる。更に菊池議員を狙った犯行かに思えたトンネル
爆破事件。そしてその過程で得た情報を元にビルを捜索した
林田や丹原は時限爆弾によって負傷させられる。特に林田は
逃げ遅れたこともあり重体に陥る。

今まで罠に掛かるために問題を解いていたのか・・・科警研に
失望が広がる中、九十九は何もしないことが最善の策だという。
人質偽装していた相沢を逮捕し、嘘発見器にかけると、重要な
事は何一つ知らされていないことが判明する。

丹原は林田が爆発に巻き込まれる前に言っていた尾崎の息子の
件が気になり彼のDNAを採取する為に動き出す。

九十九は密かにこの礼は必ずさせてもらうと誓うのだった。
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伸一郎の血液はハンカチについていた血液と一緒だった。
しかし伸一郎の指には傷ついた様な跡は一切無く、更には
アリバイも成立している。
果たしてどういうトリックが待ち受けているのか。

骨髄移植する事によって血液のDNAは一緒になるという事を
示したかったのだろうね。

副長官の川瀬が過去の事実の告白や、骨髄移植の提供者を告白
することでドラマが進展し始めたわけだけど、この辺の流れに
やや信憑性を失う気がする。

北里という人物が新たに捜査線上に上がる。
17年前に殺人容疑で捕まり、無罪を主張してきたがDNAで有罪に
なった事件。当時のDNA判定の精度に問題があり、無理矢理加害
者にさせられてしまった訳だが、彼に復讐するためのアイディア
を与えていた武井公平とは何処で出会ったのか、そして武井自身
は何をしようとしているのか一切明らかにされるものがなく、
如何にもSP版や映画化へと繋げようとしている感じ。
武井以外にも北里と協調している動いている人物の存在とか
何のために動いているか微妙に良く解らない。

最終回と言うことで、何故が科警研の主要メンバーが全員
現場に駆り出される辺りも如何にもドラマだし、九十九に
至っては最前線で張り込みしたり、人質の変わりに危ない橋を
渡ったりと、やたらとアクティヴな行動をとった。

そんな中でもドラマとして良くできていたのは、一連の流れの
中で死人を出していなかった事か。本当に殺人鬼になってしま
ったら冤罪の件が無効化してしまうし、最後の場面に於いても
九十九に耳を貸したりする意味が失われる。
人を殺したら二度と自然に笑えなくなるという九十九のセリフ
も人間とモンスターとの境目にいる今の状況を上手く表現した
言葉だと思う。

それにしても最後の香取慎吾のシーン、全くの不要な場面なの
ですが言わない約束ですか?

九十九龍介(科警研・脳科学担当)…… 木村拓哉
由里和音(科警研・脳科学)…… 綾瀬はるか
船木淳平(科警研・画像解析)…… 平泉成
神田純一(科警研・音声分析)…… 設楽統
浪越克己(科警研・行動科学)…… 井坂俊哉
岩淵潔(科警研・交通科学)…… 林泰文
大内浩一(科警研・生物学)…… 山崎樹範
難波丈太郎(科警研・生物学)…… トータス松本
夏目光男(科警研・化学)…… 田中裕二
佐々未春(科警研・法科学部長)…… 大地真央
瀬田逸平(科警研・所長)…… 小林克也
科警研内を掃除しているおねえさん …… 木下優樹菜

林田虎之助(警視庁・捜査一課)…… 水嶋ヒロ
丹原朋実(警視庁・捜査一課)…… 香川照之

マリコ - SHIHO

北里陽介 …… 上川隆也 (犯人)
武井公平 …… 市川海老蔵 (警察)
川瀬要三 …… 大林丈史 (警察庁・副長官)
尾崎幸平 …… 浜田晃 (衆議院議員)
菊池大二郎 …… 清水紘治 (衆議院議員)
相沢義之 …… 光石研 (派遣社員 / 犯人)
尾崎伸一郎 …… 鈴木一真 (長男)
津田義一 …… 山田明郷 (裁判官)

香取慎吾、奥田達士、川村陽介、尾上寛之、上杉陽一
本田新也、渡辺穣、大治幸雄、吉澤宙彦、俵木藤汰、茶花健太
升田尚宏(アナ)

奥田達士さんのblog
http://mopokuda.exblog.jp/

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