マイガール

脚本/大島里美(1)、荒井修子(2)、高橋麻紀
プロデューサー/中川慎子、長松谷太郎、佐藤善宏
演出/高橋伸之、麻生学

http://www.tv-asahi.co.jp/mygirl/


第2話 キミのいない世界

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コハルと一緒に暮らすことになった正宗は陽子の母・志織が
コハルを連れてくるのを部屋で待つ。その間、落ち着かない彼。
6年間たった一人で育ててくれた陽子のため、一緒に住むと言
ってくれたコハルの為に頑張ることを誓う。
コハルはやってくる。早速食事を作るが慣れないために失敗。
弁当で我慢して貰うことになる。コハルにはベッドを使っても
らい、正宗はソファーで寝る。

翌朝、陽子のお守りをコハルに手渡す。
コハルと必要なものを買いに行こうとするが、出掛けるときに
コハルから三つ編みにしてくれと頼まれる。
出掛け際に、室田夫婦が話しているのを偶然耳にする正宗。
長市はアパートで子供の入居を固く禁じていたのである。
仕方なく大家には内緒にし、絶対に見つからないよう良い子に
していてとコハルに告げる。

正宗は保育園にコハルを預ける。
その時柴田友哉が先日声を掛けられた男性だと分かる。更に
片桐はるかも子供をこの保育園に預けているのを知る。
夕方の6時に迎えに来るとして仕事場へと足を運ぶ。

正宗は子供が出来た事実を林弘和に相談しようとするが、
先に林から有名カメラマンの霧島のアシスタントの仕事を請け
負ったと聞かされ、更にその仕事を正宗が担当することになり
言えなくなってしまう。
仕事が忙しく6時には迎えに行けず、更にはコンビニの弁当が
続く。最悪な事に夜、霧島から電話が鳴り仕事場に出向しなけ
ればならなくなる。コハルは大丈夫だとして一人寂しい部屋に
取り残される。コハルはなんとか月を見て、陽子と一緒に
歌った歌を口ずさんで寂しさを紛らわせる。
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いよいよ子供との生活が始まる。
理想の父親像を目指して子育てと仕事に奔走するも、一人では
限界であり、子供のためと思うほどに空回りしていく。
この状況を打破するためには一体どうすればいいのか!?

このドラマ、コメディ要素が無く淡々と主人公のダメさ加減を
見せられる内容で妙味に欠けている。

子供のことを思っているつもりでも実際には自分のことしか
考えていない主人公。特に自分が寂しいからと言って、子供に
陽子の事を話さないよう要求したり、職場の人や知り合いの前
で自分の子供である事を隠して、親戚の子であると告げる辺り
には、憤りを感じるような流れである。

子供の存在場所を否定するために、子供と同居するのを認めない
大家が存在したり、両親の存在があったりして色んな要素
が存在するが、その辺のネタが出尽くしたときにはどんなネタ
を用意するのだろうか。

子供に寂しい思いをさせる定番でもある仕事上の問題。
今回怪しげなカメラマンが登場するけど、彼女と似ているから
この石膏は嫌だというカメラマンに対して、全て計算付くの
もので腕は一流だと言われてもなんとなく説得力はない。

最後の最後まで何処かちぐはぐな展開を用意するが、最後にな
って一気に放流するかのように正しい方向へと導かれていく。
そんな正宗の誤った行動に対して正してくれる大人達の存在が
有るというのは、本当に有り難いことだね。

笠間正宗 …… 相葉雅紀 (カメラアシスタント)
塚本陽子 …… 優香 (正宗が高校時代付き合っていた4つ年上の彼女)
笠間コハル …… 石井萌々果 (正宗と陽子の子供)
柴田友哉 …… 村上信五 (コハルの通う保育園の保育士)
林 弘和 …… 北村有起哉 (写真スタジオ、マネージャー)
瀬山高志 …… 山崎樹範 (自転車ショップ店員、はとこ)
片桐はるか …… 平岩紙 (新太の母でシングルマザー)
片桐新太 …… 松本拓海 (はるかの子供。ちょっとおませさん)
中園 香 …… 井村空美 (写真スタジオの後輩)
木村英生 …… 日村勇紀 (写真スタジオの先輩)
塚本志織 …… 朝加真由美 (陽子の母)
笠間清助 …… 山崎一 (正宗の父、動物行動学の教授)
笠間光代 …… 室井滋 (正宗の母、翻訳の仕事)
室田長市 …… 八名信夫 (アパートオーナー、喫茶店経営)
室田澄子 …… 大森暁美 (妻)

霧島良明 …… 村杉蝉之介 (カメラマン)

直林真里奈、西村いづみ、シャリー・スウィニー、舟橋姫鈴

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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