オルトロスの犬

脚本 - 小林雄次、青木万央、伊藤崇、国井桂
プロデューサー - 三城真一、那須田淳、松原浩
演出 - 加藤新、今井夏木

http://www.tbs.co.jp/orthros-dog/


第6話 裏切者

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涼介は沢村達が見ている目の前で熊切勝の事を船の上から落と
す。
一方竜崎は人が見ている前で、瀕死のレイの事を回復させた。
レイ復帰の事が大きく取り上げられるも、竜崎のことは一切
触れていない。

それを受けて沢村は竜崎に電話し、マスコミや世間から能力の
事を取り扱って欲しいのか?と問われる。権力の力を甘く見て
貰っては困るとして、これくらいの事実は簡単に封じることが
出来ると警告する。

竜崎は涼介に電話する。熊切を殺した事を受けて、どうせ殺す
ならばもう少し早くやっておけば被害者を出さずに済んだのに
と告げられ、涼介が語っていた人の命を救うこと、能力を正し
く使うことの意味とはこんな事なのか?と語られる。

渚は涼介の元へ行き逮捕する事を告げるが、証拠はあるのかと
逆に問われる。あなたも竜崎によって心を変えられてしまった
一人なのかと渚は寂しい表情を見せる。

署に戻った渚は、柴田が夏休みを取ったことを知る。更に刑事
課長の後藤保から、沢村直々に渚の事を引き抜きが有った事を
告げられ、明日から警備企画課所属になると言われる。後藤は
潜入して調べるよう告げられる。

熊切善三は竜崎から息子・勝が沢村の意図で殺害された事を
聞かされると彼は裏切られたと思い、ベアーズ製薬から閣僚達
への不正献金の実態を暴露するという記者会見が行う事になる。
沢村はそれを受けて榊遥子にすぐに手を打つことを告げる。
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今回4人の脚本家がそのままクレジットされていたな。

しかしこう言っては何だが展開が実に面倒くさい。

柴田の件もなんとなくやりたいことは分かるのだが、渚に決断
させて一体何をしたいのだろうか。渚にこそ自分の気持ちを
知って貰いたいのか?
渚が柴田を治してと言った瞬間に今度はへそを曲げてしまう。
ホント面倒くさい人だね。

会見場での顛末もどう見ても不自然だらけ。
熊切善三は涼介に触れられることさえ嫌って話を聞こうともしな
かったのに、会場では彼に耳を貸して現場から待避しようとした
り、沢村が刺されて倒れているのに、マスコミ達は全然気にも
止めずに一切無視している。しかし竜崎が来た事が分かると途端
にすり寄って来て撮影を始める。

熊切勝を生かしておいても結局沢村を刺すのであれば、生かす
理由も良く解らず、警察もいい加減この人捕まえた方が良いん
じゃないか。

一応竜崎と二宮健の関係がハッキリした。
二宮が竜崎の事を村から誘拐した事。
そしてあのビデオカメラを撮っていた理由は、治すところを
撮影して売り込みしたかったのね。

竜崎がなんでも治せると分かった途端にすり寄ってくる患者達。
常識と非常識の境目、真実か虚構かの区別もなく、テレビに
映った映像をそのまま受け取ってしまう人間達の描写には何の
説得力も無い。普通テレビやマスコミ的なトリックだと見るの
が人間だと思うけどね。

住吉が腕を折って現れたのはなんか滑稽に見えた。

竜崎臣司 …… 滝沢秀明 (神の手を持つ)
碧井涼介 …… 錦戸亮 (悪魔の手を持つ)
長谷部渚 …… 水川あさみ (南品川警察署)
熊切勝 …… 八乙女光 (犯罪者)
柴田宗助 …… 山本龍二 (南品川警察署)
前園千春 …… 原田夏希 (監察医)
吉住正人 …… 忍成修吾 (渚の彼?)
白川加奈 …… 波瑠 (女子高生)
長谷部澪 …… 熊田聖亜 (渚の息子。病気)
熊切善三 …… 柴俊夫 (政治家)
二宮健 …… 六角精児 (元警察官で現在ホームレス)
沢村敬之 …… 佐々木蔵之介 (警察庁警備企画課)
榊遥子 …… 高畑淳子 (厚生大臣)

内村修平 …… 松本寛也 (涼介に殺害される)
杉本彰人所長 …… 六平直政 (刑務所・所長)
白川雪江 …… 朝加真由美 (加奈の母)
後藤保 …… 中原丈雄 (刑事課長)

碧井 …… 中丸新将 (涼介の父)
碧井直子 …… 日向明子 (涼介の母)
碧井志穂 …… 河北麻友子 (涼介の妹)
木下健吾 …… 滝藤賢一

レイ …… 平原綾香

泉晶子、永井努も山口龍人、坂本龍一、西村いずみ、足立龍弥
鹿出俊之輔、山内ツトム、池崎天盤、淺井孝行、小幡誠
下垣内大介、湯山敦紀、伊藤悠翔、赤萩歩(アナ)

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