オトメン 乙男

脚本:野口照夫、栗原鞠記、半澤律子、吹原幸太
プロデュース:関谷正征
演出:谷村政樹

http://wwwz.fujitv.co.jp/otomen/index.html


第7話 ガラスの乙面

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幸花ジュエルが描く少女漫画"らぶちっく"の新刊が発売された
為に、飛鳥は本屋に買いに行く。内容を目にして作者が如何に
清楚な人なのかと想像する。

美術の時間、"格差社会"をテーマに飛鳥と磯野がモデルになり
絵のスケッチを描く。橘充太が意外にも絵が上手いことが話題
になり、飛鳥は彼が"らぶちっく"ファンなのかと疑う。

飛鳥はりょうにも"らぶちっく"を貸したことで彼女も大ハマリ。
二人が漫画について話し合う姿を見て充太は何故モデルが自分
たちだと気がつかないのだろうかと不思議に思う。

そんな中、出版社である黒泉社の漫画賞の大賞に幸花ジュエル
が選ばれることになる。しかし充太は作者が男性である事で
読者を裏切ることになるとして、授賞式には妹・久利子に出て
もらうことにする。
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ドラマとしてはそれなりに面白い訳だけど、展開としてはやや
ワンパターンになっているのかなという感じ。
しかし気がつくと周りに居る人は殆どがオトメンであるという
事実はなかなか面白いか。

少女漫画家はまるで魔法使いであるという。
本を手にしたときからわくわくするような感覚を読者に植え付け
られる存在。
魔法はそう簡単には解けないという事。そして父が飛鳥に告げる
が世の中正直である人は殆ど居ないが息子には正直で有って欲し
いと思っている現実。

それを踏まえて、今回充太が先に世の中に自分の姿をさらし出す
訳だが、充太自身はオトメンなのだろうか?単に少女漫画好きな
だけで女装趣味があるのかどうかはまた別問題だと思う。
そして結局厚い化粧に身を固めた彼が自分の本性をさらけ出した
事になるのかという辺りはかなり微妙な解釈だが、鈍感な二人も
ようやく自分たちが主人公になっている事に気がついたとき、
どんな反応を示すのか。

"らぶちっく"の単行本を巡って剣道部の部室でのやりとりはなか
なか面白かった。大和はこういう時だけ妙に男っぽい態度だな。
飛鳥が素直に認められず、多武峰もまた似たような事に葛藤して
辺りは笑えた。

小針田先輩いじりも面白かったが、磯野いじりは冴えがなかった。

久しぶりに登場した父親が女性漫画家でしかもカリスマだった
という辺りの意外性も面白い。
しかし都塚猛との絡みはかなり気色悪かったな。

正宗飛鳥 …… 岡田将生 (料理や可愛い物好き)
都塚りょう …… 夏帆 (男のようにして育てられた)
多武峰一 …… 木村了 (金原学園2年。)
有明大和 …… 瀬戸康史 (飛鳥を先生と呼んで慕う)
橘充太 …… 佐野和真 (飛鳥がオトメンだと疑う、"幸花ジュエル")
小針田雅 …… 桐谷美玲 (ちょっとタカビーな飛鳥好き)
黒川樹虎 …… 市川知宏 (銀百合学園2年A組。華道部。)
橘久利子 …… 武井咲 (銀百合学園1年。充太の妹。)
花沢夢子 …… 柳原可奈子 (担任の教師)
都塚猛 …… 高田延彦 (りょうの父)
城之内ミラ …… 鶴見辰吾 (父:正宗主水乃介、"城之内ミラ")
正宗浄美 …… 山本未來 (母)

中島 …… 田辺季正
磯野 …… 澤部佑(ハライチ)
橋本 …… 岩井勇気(ハライチ)
ユリッペ …… 志保

中村朝佳、高月彩良

三好博道、田中知史
こいけけいこ、播めぐみ、小川暖奈、松浦志穂、田中泰宏
野田幸宏、芦沢統人、大桶純一、松谷裕紀、須田拓也
木村ビデヲ、赤羽奈々瀬、風藤康二、松原義和

権藤昌弘、福井慶仁、星野大輔

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