オトメン 乙男 〜秋〜

脚本:野口照夫、栗原鞠記、半澤律子、吹原幸太
プロデュース:関谷正征
演出:谷村政樹

http://wwwz.fujitv.co.jp/otomen/index.html


第2話 花より乙男

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銀百合学園では来年度より国際部を創設し、交換留学生を選ぼ
うという事になる。交換留学先にアメリカのセントラルテキサ
ス・ハイスクールが選ばれ、正式に調印を交わす。
そこの責任者のスティーブから、最近日本ではオトメンという
レディーの精神を兼ね備えた男性が居ると聞くと言われるが、
浄美はこの学園にはそんな人間は居ないと否定する。
しかし風紀の乱れ様に懸念を示した彼女は本格的な取締りを
行おうと告げる。浄美はその時夫が告白して出て行った時の
事を思い出していた。

教育実習生として萌松音羽という女性が学園にやってくる。
女性らしい女性先生に男子生徒達は一瞬にして虜になる。
しかし大抵実習生は6月に来るものなのに何故今の時期に来た
のか、飛鳥たちは疑問に思う。

浄美は学園中にオトメンを禁止する禁止令を張り出す。
規則で人を絞ろうとするなんてと、飛鳥らは憤る。しかし本気
で学園を変えようとしていると警戒心を露わにする。

そんな時、音羽を崇拝する生徒たちは風紀委員として活動を
始めて、樹虎の花畑を差し押さえてしまう。学園中に花を咲か
せる事に精力を傾けていた樹虎は失意で倒れる。俺達も他人
ごとではないと多武峰は飛鳥に告げる。
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いやぁ今回は久しぶりにアタリの話だった。
前回は「クローズZERO」だったが、今回は「花より男子」の
F4だった。

オトメンの存在は女性にとって害なのか否かという点に於いて
一つの結論を持ってきたもので、これまでオトメンの存在が
否定されてばかりいた事に一石を投じた形になる。

急激に訪れた学園内でのオトメン禁止令の話だったが、強引す
ぎる展開の中にも、上手く男子生徒を操る萌松音羽を登場させ
一挙にそんな雰囲気を作ってしまった。

最初のオトメン狩りに於いて黒川樹虎を取り締まった事で、
一気に緊迫感が生まれたし、音羽に操られる男子生徒達の手強さ
も感じる。

りょうという存在が今回、かつての音羽の様な性格を持ち、
そんな彼女の事をありのまま受け入れる飛鳥の姿を見せることで
彼女の中にあった脅迫観念的男性観・女性観からも解放される
のではないか。
出来なければやってあげれば良いとする飛鳥のセリフが彼女の
心に届いたことだと思う。

音羽のキャラクターはとても強烈な物だった。
あの小針田先輩を吹っ飛ばした辺りでその強烈さが分かるもの。
まさか都塚猛までも転がすとは思わなかったが面白かった。
磯野を誘惑して利用する女性という構図は前回と同じだが
とても面白く利用された。

授業中での生徒と教師のやりとりも面白く、この辺はコメディ
アンを多数起用しているだけ合って安定性が有るなと思う。

正宗飛鳥 …… 岡田将生 (料理や可愛い物好き)
都塚りょう …… 夏帆 (男のようにして育てられた)
多武峰一 …… 木村了 (金原学園2年。)
有明大和 …… 瀬戸康史 (飛鳥を先生と呼んで慕う)
橘充太 …… 佐野和真 (飛鳥がオトメンだと疑う、"幸花ジュエル")
小針田雅 …… 桐谷美玲 (ちょっとタカビーな飛鳥好き)
黒川樹虎 …… 市川知宏 (銀百合学園2年A組。華道部。)
橘久利子 …… 武井咲 (銀百合学園1年。充太の妹。)
花沢夢子 …… 柳原可奈子 (担任の教師)
都塚猛 …… 高田延彦 (りょうの父)
城之内ミラ …… 鶴見辰吾 (父:正宗主水乃介、"城之内ミラ")
正宗浄美 …… 山本未來 (母)

中島 …… 田辺季正
磯野 …… 澤部佑(ハライチ)
橋本 …… 岩井勇気(ハライチ)
ユリッペ …… 志保

中村朝佳、高月彩良

萌松音羽 …… 市川由衣 (教育実習生)
ケンジ …… 竹財輝之助 (音羽の元彼)
スティーブ …… イアン・ムーア (セントラルテキサスハイスクール)

バカリズム、葵、中里真美、花形綾沙、諏訪部仁、のえ
キャンディ畑あめ子、あやか、浦ちあき、三好博道、田中知史
小川暖奈、松浦志穂、田中泰宏、野田幸宏、芦沢統人
大桶純一、松谷裕紀、須田拓也、木村ビデヲ、赤羽奈々瀬
風藤康二、松原義和

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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