オトメン 乙男 〜秋〜 脚本：野口照夫、栗原鞠記、半澤律子、吹原幸太 プロデュース：関谷正征 演出：谷村政樹 http://wwwz.fujitv.co.jp/otomen/index.html

第3話 贈るほどでもない言葉・前編
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大会まで16日。連覇を狙う飛鳥の元には取材陣で溢れていた。
まるで飛鳥に対する扱いはアイドル芸能人のよう。
精神の技術の精進、そして鍛錬の先にあるのが優勝だとマスコ
ミの前で語る飛鳥。
そんな中、充太は飛鳥とりょうの関係を気にする。未だに相手
の名前を敬称付きで呼んでいること。何か付き合っている様な
事はしたのか?と尋ねると、相合い傘程度のことで飛鳥は頬を
赤らめる彼に、それはただの友達としか言わないことを告げる。
そろそろ告白すべきではないかと語る。

帰宅後母親が飛鳥の部屋にやってくる。
あみぐるみを必死に隠した彼だったが見つかってしまい、これ
まで隠していたことが発覚するかに思えたが、女性からのプレ
ゼントねと母。そんな彼女から恋愛は全て幻想であることを
告げられる。貴方には私のような失敗はさせたくないとして、
明日、部活を休んでフィアンセに会いに行くという。

翌日放課後の教室でりょうからお願いしたい事があると言われ
るが、母親が迎えに来た為に後日話しを聞くことになる。
飛鳥が連れて行かれたのは祖父母時代から仲が良く、祖父とは
剣士としてもライバルに有った咲山グループの会長・咲山源次郎
の邸宅だった。源次郎から孫の入香を紹介される。
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飛鳥はりょうに思いを告げるべきかどうかで悩んでいる中で、
母は飛鳥を自分のような哀しみを味わせない為にも、フィアンセ
と結ばせようとする。紹介されたのは両親が離婚して寂しい
思いをしている咲山入香だった。

今回飛鳥の父親が登場したが、彼は"らぶちっく"を見てそれが
現実に息子の飛鳥が主人公であり、実話に近い話であることを
知っているのだろうか。

りょうとの関係がなかなか進まない中で突然現れたフィアンセ
騒動。磯野は飛鳥が留学するという事を間違って聞いた事も
有って、飛鳥とりょうの関係が急速に進展、または後退していく
のも必至という展開だ。

入香は不器用であり、寂しさを抱える女性であり、そしてメル
ヘンな一面を持つと言うことで、飛鳥にとっては有る意味ピッ
タリと合致しそうな人物の登場。ただりょうという存在が有る
限り恋愛感情が生まれる訳ではないので、この子の存在価値は
何処に持って行くのかという所が今回の興味の示す点だ。

まさか最後に彼女の中の猟奇的な一面が描かれた。
これまで物を欲しがれば何でも与えられてきた環境だからこそ、
彼女の我が儘な態度にも納得できるところである。

気になるのはりょうが飛鳥に頼みたいことが何なのかという点。
猛もその件に絡んでいるようだし、りょうが引っ越しとか転校
とかそんな事実が待ち受けているのか?

コメディ要素としてはちょっとからぶっていた感じもする。
CTUと聞いてすぐに"24"ネタ?と思ったけど、まさにそんなネタ
を被せていた。ただノッチと夢子の話はどうでも良いかな。

磯野いじりもイマイチ面白くはなかった。
冒頭でトルシエ口調で語っていたけど、実に分かりづらいマニ
アックなネタ。

小針田先輩は今回素晴らしく核心をついた発言をしていたけど
ついに多武峰にまで無視されるようになった。

正宗飛鳥 …… 岡田将生 (料理や可愛い物好き)
都塚りょう …… 夏帆 (男のようにして育てられた)
多武峰一 …… 木村了 (金原学園2年｡)
有明大和 …… 瀬戸康史 (飛鳥を先生と呼んで慕う)
橘充太 …… 佐野和真 (飛鳥がオトメンだと疑う、"幸花ジュエル")
小針田雅 …… 桐谷美玲 (ちょっとタカビーな飛鳥好き)
黒川樹虎 …… 市川知宏 (銀百合学園2年A組｡華道部｡)
橘久利子 …… 武井咲 (銀百合学園1年｡充太の妹｡)
花沢夢子 …… 柳原可奈子 (担任の教師)
都塚猛 …… 高田延彦 (りょうの父)
城之内ミラ …… 鶴見辰吾 (父:正宗主水乃介、"城之内ミラ")
正宗浄美 …… 山本未來 (母)

中島 …… 田辺季正
磯野 …… 澤部佑（ハライチ）
橋本 …… 岩井勇気（ハライチ）
ユリッペ …… 志保

中村朝佳、高月彩良

咲山入香 …… 菅野莉央
咲山源次郎 …… 山本圭

ノッチ、森下能幸、川口節子

諏訪部仁、のえ
キャンディ畑あめ子、あやか、浦ちあき、三好博道、田中知史
小川暖奈、松浦志穂、田中泰宏、野田幸宏、芦沢統人
大桶純一、松谷裕紀、須田拓也、木村ビデヲ、赤羽奈々瀬
風藤康二、松原義和

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)