Q.E.D.証明終了

原作者/加藤元浩
脚本/藤本有紀
演出/伊勢田雅也

http://www.nhk.or.jp/drama8/qed/


第5話 サスペンス刑事/狙われた美人女優/迫りくるストーカー/
銃声が!


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女優・渚幸代はサスペンスの女王としてブレイクしたものの、
最近はピークが過ぎて低迷気味。若手女優の星月美羽からも
馬鹿にされる始末。たまたま渚幸代の車がイタズラされる事件
が有り、イタズラ電話もかかってくることから、マネージャー
である緒方英夫は、これをストーカー被害の大事件としてマス
コミにも大々的に公表し、再び脚光を浴びるために演出しよう
と持ちかける。笠山杉道というこの手の事件を大げさに取り
上げる刑事が居ることを知り、彼に担当してもらうことにする。
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どうも自分の中に遊び心が足りないようで、こういうネタ
ドラマを見せられると、幼稚にしか感じられない所が有るな。
火曜サスペンスの設定を利用したパロディドラマだけど、
人物の造形に何の真実味もなく、ドラマの中で笠山杉道は
謹慎になるけど、じゃあ今まではどうしていたのよって事に
なる。

可奈と想を出演させる理由も殆ど無く、ドラマとしては
昨年放送されたテレ朝のドラマ「4姉妹探偵団」状態になって
いる所がある。

狂言だったところから発展する事件で、狼女優の渚幸代の言う
ことは誰も信じてもらえない。
一方刑事の笠山のオーバーリアクションにも誰も信じる人が
居ないという事で、妙に現実離れした妄想癖のある男性と狂言
癖の女性のハーモニーが織り成す不思議なドラマとなっている。

唯一ドラマとして良くできていたのは、人が混雑するような
駅のホームに女優が居るものだろうかという切り口から、
その場にいたマネージャーが疑うべき対象者となる点か。
確かに植木鉢が落ちていた時もマネージャーは近くにいなかっ
たし、TVのどっきり番組の収録現場に笠山から呼び出される所
などは、TV業界に精通していないと分からない所でもある。

しかし緒方は渚幸代のギャラをピンハネして金蔓のようにして
いた訳だけど、今後も金をもらい続けるには殺してはダメなの
では無いか?それとももう利用価値が無いと見て殺そうとして
いたのか。

水原可奈………高橋愛 (高校2年生)
燈馬想………中村蒼 (天才少年)
水原幸太郎………石黒賢 (可奈の父。警部)
笹塚真人………富岡晃一郎 (幸太郎の部下の中堅刑事)

梅宮衿子………ちかげ (可奈の友人)
香坂まどか………中村静香 (可奈の友人)
西丸浩樹………中山卓也

渚幸代………青田典子
笠山杉道………松尾諭
緒方英夫………住田隆
星月美羽………井上美琴
マネージャー………田中登志哉
医師………松風雅也
刑事………春日井順三
刑事………浜谷康幸

田中康寛、藏内秀樹、高橋健一、今野浩喜、由池慶伍
野原早恵、田崎敏路、滝ありさ、平塚真由、池田さとみ
筒井奏、村松和輝

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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