Q.E.D.証明終了

原作者/加藤元浩
脚本/藤本有紀、相原かこね
演出/伊勢田雅也

http://www.nhk.or.jp/drama8/qed/


第10話 立証責任〜想がアメリカに帰る!?模擬裁判に賭ける可奈は


--------------------------------------------------------
もうすぐ桜が咲く季節。それは可奈の誕生日でもある。
想に追試の勉強を教わる可奈は勉強そっちのけで、花が咲いた
ら一緒に花見をしようと約束する。

5月からの裁判員制度に向け、可奈の通う学校でも模擬裁判が
行われることになる。裁判員として参加するのは6名。すぐに
燈馬が推薦される。そんな中、想は担任の鎌田先生に三学期
一杯で学校を辞めてアメリカに戻る事を告げる。それを偶然
耳にしてしまった可奈。可奈は将来有望な想の事を止める権利
は無いとして悩み苦しむが、衿子はそんな可奈の姿を見て、
今度の模擬裁判で想と同じ結論を出したら止める権利が有ると
言い聞かせて臨めと告げる。
--------------------------------------------------------

流石NHKらしくドラマで視聴者に刷り込み上手。
裁判員制度の事をNHKが取り上げないわけには行かないものね。

裁判でのルール

「被告人は有罪判決が下るまで無罪と考える(無罪推定の原則)」
「被告人の有罪を証明する全責任は検察側にある」
「有罪とするには「合理的疑いを挟まぬ証明がなされればよい」」

裁判が開廷し、冒頭陳述、証人尋問、論告求刑、そして評議。

ドラマとしては実際に有った事件の模擬裁判との事だけど、
良くできたやりとりではあるが、あくまで模擬との事で多少
感情移入に於ける違和感が存在した。再現性の問題なんかも
有るからだろうか。

裁判官が最後に想の意見を聞きに来る辺り、この裁判官も
実は実際の裁判に於いて有罪判決を下した事へのある種の
疑問や心残りが有るのではなかろうか。裁判に関してシロウトな
高校生に意見を求める裁判官も見方によっては情けない。

幾ら状況証拠でもこれだけ揃っていれば有罪と判断しても
良いのではないかという問いかけと、有罪だと感じていても
検察が証明しない限りは別に有罪とする必要はないという事。

まぁ裁判の件はともかく、最後はやはり二人の関係性を描いた。
別れて終わりでも面白かったと思うんだけどね。
日本のドラマじゃそういうオチは無理か。

水原可奈………高橋愛 (高校2年生)
燈馬想………中村蒼 (天才少年)
水原幸太郎………石黒賢 (可奈の父。警部)
笹塚真人………富岡晃一郎 (幸太郎の部下の中堅刑事)

梅宮衿子………ちかげ (可奈の友人)
香坂まどか………中村静香 (可奈の友人)
西丸浩樹………中山卓也
クイーン………垣内彩未
ホームズ………広瀬斗史輝
モルダー………渋谷謙人

シルキー………鈴之助
鎌田先生………野間口徹
美術先生………小川麻琴

遠野彰彦………田村亮 (裁判長)
弁護士………原千晶
検察官………飯田基祐
豊川常夫………藤間宇宙 (被告人役)
あずまちさこ………須磨史衣 (被害者役)
木ノ下まさあき………篠田光亮 (証人)
井端秋美………つつみかよこ (証人・銀行員)

吉満涼太、小久保丈二

鄭龍逸、星野涼
小長井大輔、大塚直也、中込恵介、遠藤宏至、渡辺友樹
佐久間功、南場映里、今井夢子、湯川舞
愛望、平野佑香、一瀬奈々美、神宮司晴香、鶴園彩、森下真依
城所明子、松本美星

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system