RESCUE 〜特別高度救助隊

脚本/山浦雅大、八津弘幸
プロデューサー/加藤章一、佐藤敦司
演出/倉貫健二郎、松田礼人

http://www.tbs.co.jp/rescue2009/


第5話 豪華客船炎上!脱出不能600名…史上最悪の水難事故発生


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SRに合格した北島大地、手塚豊、そして不動雅志は、徳永克己
の班に所属することになる。伝統の歓迎を受けながら、この
仕事は24時間勤務で精神的にも厳しい為に、オンとオフの使い
ワケの必要性を学ぶ。
そんな中、コンテナ事故が発生し一人の男性が下敷きとなる。
到着したSRの大地らに要救助者の家族の者達が助けてくれと
懇願すると、手塚は安心させるように絶対に助けることを約束。
しかしいざ救出してみると既に息絶えていた。遺族の者から
もっと早くに来てくれれば・・・絶対に助けると言ったのに
嘘つきだと怒りの矛先を一心に受け、手塚は落ち込むことにな
る。
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これまでにも現場には駆けつけて作業を行っていたものの、
ようやく本格的にSRの仕事をこなすようになる三人。
しかし新人故の心の葛藤だったり、SRの現実を知って改めて
厳しい世界だと言うことを知る。

当たり前のことと言ってしまえばそれまでなのだが、SRは
地元の救助者が助けられない案件を処理するために、その分
被害者を助けられない事も多いという現実だ。

一つ一つの案件に感情移入をしていたらきりがない訳で、それ
こそ精神的にも参ってしまう。

手慣れていない新人故に現場でのミスが多く、ベテランのSR
たちからは当然、新人を現場で使うことの疑問符が投げかけ
られる中で、新人達は戦力として成長していかねばならない。
訓練で厳しくするのは、隊員達の限界を知るための行為であり
決して憎くてやっている事ではないこと。その意味で最も限界
の幅が大きい不動がしごかれることになる。

ドラマとしてのメインは、隊員が強くなる事の必要性を訴える
展開だったこと。その為にはどうすれば良いのかを描いた内容
だった。

SRになるというのは人の死に慣れるという事ならば自分はなり
たく無いとする大地。他人の痛みを知ることの必要性。

手塚が早くも辞職届を手にしている辺りはかなり滑稽な展開
だったが、実戦の中で彼に自信を取り戻させる展開はよく出来
ていたのではなかろうか。

SRは人を助けても表彰されないが、命を落とせば責められる事
が仕事という中で、要救助者や家族の者達から感謝されること
こそ最高の勲章だとする展開もありがちながら心に染み入る
ものだと思う。

北島大地 ……… 中丸雄一 (3班)
手塚 豊 ……… 増田貴久 (2班)
不動雅志 ……… 山本裕典 (1班)
井川省吾 ……… 石黒英雄 (3班)
小日向剛 ……… 大東俊介 (3班)
古賀敏也 ……… 浅利陽介 (3班)
岸龍太郎 ……… 加治将樹 (2班)
須崎 修 ……… 山田親太朗 (1班)
  ○  
前園あおい ……… 市川由衣 (救急隊隊員)
水野明日香 ……… 笛木優子 (救急隊隊員)
紺野奈緒 ……… 西原亜希 (司令センターの司令管制員)
李 鈴鈴 ……… 橋本真実 (料理店)

五十嵐八郎 ……… 田中要次 (SR)
加納伸介 ……… 照英 (SR)
佃 陽平 ……… 高橋 洋 (SR)
陳さん ……… 佐藤二朗 (料理店)
本間雄彦 ……… 矢島健一 (横浜市安全管理局 司令本部長)
  ○  
宮崎志郎 ……… 山本耕史 (レンジャー隊の隊員)
大八木誠司 ……… 山下真司 (教官)
真田隆正 ……… 夏八木 勲 (横浜市安全管理局局長)
芹沢 忍 ……… 石橋 凌 (横浜市安全管理局 警防課 管理官)
葛城康介 ……… 要 潤 (SR)
徳永克己 ……… 石黒 賢 (SR)

江畑浩規、内田健介、平山祐介、杉崎真宏、澁谷武尊、河本邦弘
竹財輝之助、増子倭文江、桜川博子、萬井真代、石田晃一
辻義人、小豆畑雅一、時任亜弓、松嶋友貴奈、近藤里沙
遠藤由実、望月太陽、毛利恋子

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