臨場

脚本/佐伯俊道(2)、坂田義和(1)
プロデューサー/佐藤涼一、目黒正之、横塚孝弘
監督/橋本一、猪原達三、伊藤寿浩

http://www.tv-asahi.co.jp/rinjo/


第2話 赤い名刺

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女性が駐車場で亡くなり発見される。
死因は窒息死。現場で恋人と言い争う姿を目撃されており、
事情徴収のために恋人が呼び出される。担当した一ノ瀬和之は
鬱血の度合いや手の圧迫痕から自殺したと見立てる。倉石も
その所見に間違いない事を告げ、恐らく振られた男への当てつ
けで彼氏の車の前で死んだのだろうと告げる。

一方相沢ゆかり・27歳が自宅のぶら下がり健康器で首を括り
亡くなる。臨場要請が入ったとき、それを目にした和之は
驚く。
ゆかりは前日和之と有っており、もうじき結婚するとして赤い
ルビーの指輪を見せてもらった所だった。
和之は自分が犯人だと疑われはしないかとして、彼女に渡した
名刺を密かに抜き取ろうと考える。
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一ノ瀬和之のキャラを使った話だけど、この人物の未熟さに
呆れるばかりの話だった。

名刺を抜き取っただけで全てが隠し通せると思ったのだろうか。
前日彼女の家に訪れているのならばそこら中に指紋が有るだろ
うし、この人物が本当に鑑識としてやっていけるのか、疑問が
残る。
物語途中で倉石や留美に言われた時に大声を張り上げるシーン
が有るけれど、逆ギレした態度にはこの人物に対する不信
感だけが植え付けられた気がする。

相沢ゆかりの見立てを自殺と判定したのも、未熟さ故の行動な
のか、それとも自分と被害者との繋がりを隠そうとするための
ものなのかよく分からない点もドラマとしては不安が残る点。

ドラマとしてはプロが自殺に見せかける為に偽装したという点
でとても難儀を極める話だった。
ただコーンスターチを使った点とドアの開け閉めだけで犯人を
谷田部とするには少々無理が有りすぎはしないか。

ドラマが解決した後にも、ゆかりが名刺に拘る理由が描かれて
いたけど、この辺はバッサリと切り落としても全く問題ない
気がする。逆に歯切れの悪さが目立つ内容だった。

倉石義男 …… 内野聖陽 (45・鑑識課・検死官)
小坂留美 …… 松下由樹 (38・鑑識課・検死補助官)
立原真澄 …… 高嶋政伸 (45・捜査一課・管理官)
一ノ瀬和之 …… 渡辺大 (32・鑑識課・検死官心得)
小松崎周一 …… 伊武雅刀 (60・刑事部・刑事部長)
坂東治久 …… 隆大介 (52・捜査一課)

花園愛 …… 金子さやか (26・警視庁詰め記者)
赤塚渉 …… 橋爪淳 (47・警視庁詰めキャップ)
西田守 …… 小林勝也 (60・法医学教室教授)
矢野間文 …… 松金よね子 (58・クリーニング店)
江川康平 …… 辻谷嘉真 (31・捜査一課)
早坂真里子 …… 伊藤裕子 (38・雪絵の妹。バー「かくれんぼ」)
倉石雪絵 …… 京野ことみ (義男の妻・長女)

相沢ゆかり …… 小嶺麗奈
相沢尚子 …… 松本留美
福園盛人 …… 草川祐馬
谷田部克典 …… 小林高鹿

高橋耕次郎、野口径、今林久称、三谷悦代、石川雄亮
吉田友紀、内田尋子、細井瑠花、成島有騎

八巻博史、石原茂史、上川路啓志、櫻井麻樹、おのさなえ
津阪雄一

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