ROMES 空港防御システム

原作:五條瑛
脚本:佐伯俊道、山浦雅大
演出:梛川善郎 ほか
制作統括:岡本幸江、加賀田透

http://www.nhk.or.jp/drama8/romes/


第3話 予感

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女神の次は悪魔か・・・
湾空のセキュリティー室に閉鎖を求める脅迫状が届いた。
専務の閑野は前回の女神の一件でROMESのシステムを扱えるのは
成嶋優弥しかいないとして主任になってくれる様要請する。
麻薬探知犬・ハルの出入りを自由にしてくれるのならばと了承
する。

前原、木村、栗岡の三人は仕事をしながらガールズトーク。
前原は今年3人目の彼氏が出来た事を語り、まゆ子に男性は居
ないのか?と尋ねる。

そんな中犯人達はメールで会話する。
ニックネームは野球のポジションにちなんだもの。我々のチー
ムは恐ろしさを分からせようと団結する。

ROMESが反応する。安全協会の車のナンバーが登録されたもの
とは違うことで反応した物だった。調べてみると車検に車を
出したためにナンバーが変わっている訳だが、砂村はきちんと
修正のデータは入力したという。運転していたのは桜井だった。
優弥は何かに気がつく。展望台に映像を切り替え調べていると
突然車が火を吹き始める。爆発ではなく花火のような噴射の
仕方だった。
駐車場の一ヶ月の記録を調べると、外部の人間が駐車場に触れ
る機会は湾空ミステリーツアーくらいしかないという。2度目
のツアーの際、少し怪しげな行動を見せる人物が写っていた。
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新たな敵が次々と空港に仕掛けてくる。
果たして犯人のやりたいことは何なのか。

ドラマとしてはROMESのシステムに精通するものの中に犯人の
一人が紛れ込んでいる事を言いたかったようだ。

犯人のやっていることが実に小さいというか、こんな事をして
何の意味が有るのかという事くらいしか感じるものがない。

ROMESのシステムにしても都合の良いものにしか反応しない感じ
がするし、入力したデータに該当する人物なんてもっと出てくる
と思う。

相変わらず成嶋優弥の行動には癖がある。
人を信じておらず、信じられるものはROMESを含めてコンピュー
ターでありデータであり、無償の愛情をくれる犬の存在なのかも
知れないが、怪しい人物を追跡中に突然何も言わずに席を立って
散歩に行こうなどという人物に違和感だけしか感じない。
キャラクターの優秀性を描くのは良いけれど、もう少しキャラク
ターの行動自体に常識を持たせて欲しい。
この主人公に感情移入するのは難しいし、魅力が有るとは感じられ
ないものが有る。

成嶋優弥 …… 大倉忠義 (ROMES 最高運用責任者)
砂村多駒 …… 安田章大 (新人)
八坂葵 …… 国仲涼子 (新人・武術の達人)
黒部武彦 …… 渡辺裕之 (班長・元刑事)
江川宏 …… 杉浦太陽 (チームの若手、成嶋にライバル心)
日高勇作 …… 古舘寛治 (チームの中堅)
木村まゆ子 …… 川村ゆきえ (ジェースカイ航空、地上係員)
藤堂優 …… 近藤芳正 (保険会社・ヒンデル社の日本支社)
梶谷甲三郎 …… 池田鉄洋 (麻薬探知犬訓練士)
閑野流斐 …… 美山加恋 (一人娘・心臓病)
宮城章雄 …… 小木茂光 (警備主任)
閑野忠直 …… 草刈正雄 (東京湾国際空港専務)

ナレーション …… クリス・ペプラー

秋田雄一 …… 黒田大輔
大島剛 …… 林和義 (空港警備)
桜井直 …… 柄本佑 (航空安全協会・バードパトロール)
前原あかね …… 別府あゆみ (ジェースカイ航空、地上係員)
栗岡寿子 …… 魏涼子 (ジェースカイ航空、地上係員)
筑森泰 …… 草野仁 (湾空フーズ職員。湾空マニア)
久間田翼 …… 飛田光里 (筑森泰と一緒に飛行機を見る)
秘書 …… 秋山エリサ

星野真理、矢島健一、伊沢勉、西本竜樹、永嶋柊吾、北浦愛
松本梨菜、石田愛希

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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