新・警視庁捜査一課9係

チーフプロデューサー…松本基弘
プロデューサー…金丸哲也、丸山真哉
脚本…深沢正樹、徳永富彦、岡崎由紀子、瀧川晃代、波多野都

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/
http://www.toei.co.jp/tv/shin9gakari/index.html


第1話 殺人占い

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人気占い師・ゴッドアイ・マリーこと稲葉万里江が殺害される。
金庫の金には手を付けていないことから金目的ではないと推察。
マリーの顧客には政財界の有名所が多く、顧客リストからも
その傾向が見て取れる。
そんな中、倫太郎が棚に有るべきハズのアルバムの一冊が無い
事に気がつく。
第一発見者の女性・大野里実に話しを聞くと10時過ぎに予約を
入れて置いたので来たところで遺体を発見したという。
マリーは父親・大野孝一の知人で父親から紹介されたのだとい
う。しかし倫太郎は店のパンフレットから予約が取れるのは
12時からとなっている事に違和感を覚える。
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初回故に主人公の一人・浅輪直樹を絡ませた面白い話だった。

これまでのシリーズで中核を為していたキャラクターがバッ
サリと削られて新たに監察医を登場させる。基本的には
キャラクターが多すぎて収拾がつかなくなっていたので、これ
はとても良い措置だと思う。
監察医の起用も今時のドラマのトレンドを考慮しての事だと
思うが、これがどんな事件の手助けになるのか。
正直今までこの役職があまり関わってこなかったことも変なん
だけどね。

ドラマでは浅輪直樹の過去が一つのポイントとして挿入される。
何処かで必ず接点が有るとして、色々と探っていく中で、
浅輪の汚点なのかと思わせる作りは上手かった。

とても可愛らしい女子高生があの時何を言いたかったのか。

日記の存在やらアルバムの存在が上手い形で事件を攪乱し、
逆に事件の真相を掴んでいるためのアイテムとして利用される。
結局アルバムを盗んだ犯人と殺人事件の犯人は違う人物で有った
事。更に浅輪の過去は単なる利用されたに過ぎなかった事など
伏線の具合がバランスよく配置されて、第一話目にしてかなり
期待させる内容だったと思う。

それにしても今回出てきた女性陣、レギュラー陣も奇麗どころ
を使っているが、伴杏里、浅川稚広、松本若菜とみんな可愛い
感じの人だったね。
ドラマ「SCANDAL」の音楽家役で凄い存在感を出していた
加藤虎ノ介さんはここでも良い感じの存在感で、
早稲田大学のサークル「スーパーフリー」の事件を引用したよ
うな役柄に妙にはまっていたと思う。

最後のシーンを見ると刑事達の熱い人情的リアクションも健在
で、シリーズ1作目から見ている人にとってはキャラクターの
性格が少しずつ変わっているところにニヤリとさせられるの
かもしれない。

加納倫太郎 …… 渡瀬恒彦 (警部)
浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (警部補)
青柳靖 …… 吹越満 (警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (巡査部長)

早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (東京都監察医務院に勤務する監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
垣内妙子 …… 遠藤久美子 (クラブ歌手、青柳と同棲)
安西つかさ …… 浅見れいな (ウエディングプランナー)
矢沢早苗 …… 畑野ひろ子 (少女漫画家で、矢沢の妻)

稲葉万里江 …… 伴杏里 (占い師・ゴッドアイ・マリー)
大野里実 …… 浅川稚広 (孝一の娘)
高坂弘明 …… 加藤虎ノ介 (和正の顧問弁護士)
大野孝一 …… 春田純一 (和正の第1秘書)
北島和正 …… 勝部演之 (衆議院議員)
池上弥生 …… 松本若菜 (6年前、浅輪が交番勤務の時出会う)
池上昭雄 …… 有福正志 (弥生の父)

遠藤久美子さんのblog
http://enkumi.at.webry.info/
松本若菜さんのblog
http://wakana-matsumoto.at.webry.info/
伴杏里さんのblog
http://ameblo.jp/ban-anri/
浅川稚広さんのblog
http://chiffy.exblog.jp/

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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