新・警視庁捜査一課9係

チーフプロデューサー…松本基弘
プロデューサー…金丸哲也、丸山真哉
脚本…深沢正樹(1)(2)(5)、徳永富彦(3)、岡崎由紀子、瀧川晃代
波多野都(4)

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/
http://www.toei.co.jp/tv/shin9gakari/index.html


第5話 殺人ダイヤモンド

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輸入雑貨店「コートジボワール」で大学教授の宇都宮忠之が
遺体で見つかる。胸にナイフを刺した跡。
店員は全く宇都宮のことを見たことがないと言い、その後やっ
てくる経営者の安本修二もまた面識はないという。レジの金
は盗まれておらず、加納から店内で盗まれた者は無いか尋ねら
れるも何も無いという。強盗に入ってその時仲間割れでもした
のではないかという安本。
聞き込みすると言って青柳と矢沢は退室するが、青柳は矢沢に
安本を見張れと告げる。

宇都宮の研究室を訪れると対応してくれたのは助手の石野真一
だった。6時過ぎに研究室を出たという。教授の机の中から
キャバクラ嬢らしき女性の名刺が大量に出てくる。
真面目で高名な教授がそんな場所に行くだろうかと疑問を持つ。

そんな中監察医の早瀬川から、遺体の解剖結果を聞く。
胃の中からコンタクトレンズが出てきたという。死ぬ直前に
飲み込まれたもの。度数からするとかなりの近眼だという。
それは死者からのメッセージなのか?
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ドラマとしてのポイントは何故教授がキャバ嬢と関わっていた
のかという事だった。

当初ダイヤの密輸絡みの線で、元暴力団の構成員の安本を疑う
事になるが、徐々に証拠はキャバ嬢の麻里へと向いていく。
ドラマでは本当に仲間割れが引き金となって殺害へと及んだ
ものだったのか。

安本と宇都宮の接点が先に判明したために、この二人がダイヤ
の件で絡んでいるかのような錯覚を起こす。宇都宮の部屋から
出たダイヤの原石が益々二人の関係を象徴したものかに思える。

しかしドラマとしは麻里を捜索していくウチに意外な接点が
生まれ、石野という助手が捜査線上に浮かび上がる。
教授との確執が有るのか、それとも何らかの憎むべき対象と
して教授が存在していたのか。

加納がその辺のモヤモヤ感を嘘の供述によって引き出していく。
刑事ドラマではよくありがちな手法で共犯者が居るときに使わ
れるもの。相手が何処まで信じられる存在なのか明確ではない
為に、上手く心を誘導されてしまう。

問題は冒頭で書いたキャバ嬢と教授の関係だった。
ちょっと説明っぽいやりとりだったけど、まさかの教授の子
だったというオチ。推察の域を超えていない所もまた良かった
かもしれない。「相棒」なんかでも推察で物事を進めてしまう
所が多いからね。
まさかこれを加納の境遇と重ねるとは思わなかった。
不自然な所で浅輪が倫子が店で朝食を取るのはこういう事
だったのね。

それにしても平田薫さんは可愛かった(*^o^*)
このドラマ、結構つぼを突いたキャストを揃えるな。

加納倫太郎 …… 渡瀬恒彦 (警部)
浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (警部補)
青柳靖 …… 吹越満 (警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (巡査部長)

早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (東京都監察医務院に勤務する監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
垣内妙子 …… 遠藤久美子 (クラブ歌手、青柳と同棲)
安西つかさ …… 浅見れいな (ウエディングプランナー)
矢沢早苗 …… 畑野ひろ子 (少女漫画家で、矢沢の妻)

石野真一 …… 黄川田将也 (忠之の研究室の助手)
宇都宮忠之 …… 成瀬正孝 (城南大学教授・政治学者)
安本修二 …… 笠兼三 (輸入雑貨店「コートジボワール」経営)
椎名麻里 …… 平田薫 (キャバ嬢)

妹尾友里江、佐々木麻美、新貝文規、馬場野々香、小松瞳

平田薫さんのblog
http://blog.amuse.co.jp/hiratakaoru/
妹尾友里江さんのblog
http://ameblo.jp/senoo-yurie/
小松瞳さんのblog
http://ameblo.jp/pitomihito/

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