新・警視庁捜査一課9係

チーフプロデューサー…松本基弘
プロデューサー…金丸哲也、丸山真哉
脚本…深沢正樹(1)(2)(5)(8)、徳永富彦(3)(9)、岡崎由紀子(6)(10)
瀧川晃代(7)、波多野都(4)、平松正樹(11)

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/
http://www.toei.co.jp/tv/shin9gakari/index.html


第11話 生命の捜査線

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蓮田工業の倉庫で青龍会の構成員で34歳の郷田隆が殺害される。
状況証拠では郷田が犯人にナイフで立ち向かい中国製のトカレ
フで撃たれた事が判明。現場から逃げようとする不審者を巡回
中の警察官が事情徴収のために捕まえる。
なかなか口を割ろうとしないが車の中から名刺が出てきて男性
は議員・大江喜三郎の第一秘書をしている西脇佑介だと分かる。
彼はたまたまその場所にいたと言い張るが、確かに硝煙反応が
出ていない事や、ゴミ捨て場に捨てられた制服から硝煙反応が
出てきた事から犯人では無さそうだった。
西脇は早く帰らなければならないとして、取調室を出てすぐに
車へと向かう。トランクを見ると中に入っていたハズの2億円が
無くなっていることに気がつく。
それを受けて西脇は全ての事情を警察に語るようになる。

被害者の郷田隆の遺体の左脇腹に刺し傷があった。
2ヶ月前に病院で縫合した記録が見つかる。また指には緑色の
繊維が付着していた。

そんな中大江喜三郎の携帯から電話が鳴る。犯人は医者をつれて
来いと言う。倫太郎は早瀬川真澄に危険な任務を頼むことにな
る。
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ちょっと前半部の流れはヤケにドタバタして忙しい流れだった。

議員が関わると必ず不正献金やら収賄事件が絡んでくるのは
お約束だとしても、その事実を何処で知ったのかが今回の
ポイントとなった。

自分を犠牲にしてまで子供を救おうとする犯人の姿。
逆に議員は記事をもみ消したり、緊急医療法案に関して反対
の立場にいたりと犯人とは対極的な位置にいる人物。

勿論犯人の主張に一定の理解を示しつつも、他人のためにそこ
まで出来るのかに於いてはやや説得力に欠けた。

早瀬川真澄と接触した際に何故医療バッグを捨てたのかはよく
分からないし、青柳&矢沢コンビが犯人の居場所を特定した事実
に関してもほぼ説得力が無かった。

9系だけで処理した事件だけど、議員が居なくなればそれなりに
勘づく人が居そうだね。
あの500m範囲でしか受信できない発信器が都合良く利用された
かなと思う。犯人はプロではないし、場所の特定に関しては
もう少し段取りよく見つけられそうな感じもする事件だった。
全ては相手の素性が分かるまでの顛末が今回のドラマの醍醐味
なのかも知れない。

最後は珍しく倫太郎と倫子の仲良くする姿が見られたね。

加納倫太郎 …… 渡瀬恒彦 (警部)
浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (警部補)
青柳靖 …… 吹越満 (警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (巡査部長)

早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (東京都監察医務院に勤務する監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
垣内妙子 …… 遠藤久美子 (クラブ歌手、青柳と同棲)
安西つかさ …… 浅見れいな (ウエディングプランナー)
矢沢早苗 …… 畑野ひろ子 (少女漫画家で、矢沢の妻)

須藤和彦 …… 風見しんご (元救急隊員)
西脇佑介 …… 中西良太 (第一秘書)
大江喜三郎 …… 森下哲夫 (議員、低血糖症)
秋重真治 …… 柳野幸成 (新報通信社・記者)

山田アキラ、宮前希依、降矢由美子、和田京子
浜田大介、新貝文規、榎本悠凜、川上涼子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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