第6話 カツ丼
--------------------------------------------------------
忠さんは小道と共に店に来ると、正直に話して頼んでみたら
どうかとアドバイスする。そろそろ来るはずだという。
店にはある親子が来てて居た。
この店の近くのスナックで働いているアケミとその娘のマユ
だった。
そんな中、仕事をしながらボクシングをしている中年の川田勝
利(通称カッちゃん)がやってくる。カッちゃんが来ると、忠
さんは小道に変わって、カッちやんのボクシングの練習風景を
撮影させてあげてくれないかと頼む。カッちゃんは俺なんかで
良いのかとし、快く了承する。
カッちゃんの顔に傷があるのを見て、マユは声を掛ける。
顔をどうしたのか?と問うと、ボクシングをしていて試合を
してきたからだと語る。彼は川田勝利というボクサーで、試合
に勝利した時だけこの店にカツ丼を食べに来るのだという。
川田はマユの母・アケミを見て一目で惚れてしまう。アケミも
また満更でもない表情で川田の事を見ていた。
小道の写真展が有るとして、川田はマスターの元に案内状を
持ってくる。この前の試合の後にアケミとマユが店に来た事を
語り、活動を食べていった事を告げる。川田はマスターに
アケミの事を色々と尋ねると、近くのスナックで働いている
ので行ってみたらどうかと告げる。彼女は夫を亡くして以降
娘と二人暮らしだとし、大久保に住んでいる事を語る。
--------------------------------------------------------
中年でボクサーとしては潮時な川田は、ある時店で出会った
女性アケミの事が好きになる。ボクシング好きの彼は、この
ままズルズルと続ける訳にはいかないとして、次の試合に
全てを掛ける決意をしていた。その試合に勝った際にはリング
上でアケミにプロポーズする事も考えていたが・・・
やっぱりホステスの女性の名前はアケミという名前がしっくり
来る。アニメ「めぞん一刻」もそのまんま六本木アケミさん
だったね。昭和時代にそんな名前が定着する映画や漫画が
有ったのかな〜
試合には負けたが人生には勝つという感じのエピソードで、
なかなか泣ける物がある。
マスターのアシストが素晴らしく、まさかの掟破りの親子丼
を差し出すところは、メニューが有ってないような店だから
こその素晴らしい演出だ。
霧島れいかさんがフラフラっとこんな店に来たら確かに目を
引くなぁ〜
マスター / 語り手 - 小林薫 金本 - 金子清文 小道 - 宇野祥平 忠さん - 不破万作 めしやの客 - 菅原由理子、飯田隆裕 カタギリ - オダギリジョー 川田勝利(カッちゃん) - 音尾琢真 アケミ - 霧島れいか マユ - 桑島真里乃 スナックの客 - 有川マコト、浦井大輔、夏目慎也 評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0) |
|