第7話 タマゴサンド
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豚汁定食を注文する女性・藍川リサ。
芸能界で成功を夢見てコンビニでアルバイトしながら、地味に
活動していた。マスターに許可を貰い、この日の夕食をblogに
掲載する為に写真を撮る。マスターからは店の宣伝にならない
ように掲載して欲しいと言われる。
そんな中、朝5時15分頃、男性客・中島が現れる。
男はパンを持ち込みし、これで卵サンドを作って欲しいとマス
ターに頼む。リサは中島のサンドイッチを見ていると、中島が
声を掛け、良かったら食べてと告げる。それがきっかけで二人
は知り合いになる。
お茶漬けシスターズはお見合いパーティーに行くも不発。
三人で店に来て愚痴を語る。パーティーの男はせこくて自慢ば
かりだとして、所詮は余り物の男性だと告げる。
一週間後、リサは一人でやってくるとパンを持参し、タマゴサ
ンドを注文する。中島と初めて会ったときにタマゴサンドを
貰ったらその日にグラビアの仕事が来た事をマスターに告げる。
リサは中島は何をしている人なのかと尋ねると、もうすぐ本人
が来るという。彼は苦学生で新聞屋に住み込みながら大学に
通っており、休みの日には食パンを持ってくるのだと聞く。
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タマゴサンドがきっかけでリサと中島は仲良くなる。
リサはアイドルを志望する女性であり、中島は親の借金から
働きながら大学に通う苦学生だった。店で仲良くする二人を
常連客も暖かく見守っていくが・・・
アイドルとか著名人ネタが多いな。
それだけひっそりと佇んでいるこの店は、著名人にとっては
都合の良い料理店って事になるのだろうか。
将来が見えない苦学生と人気が出始めたアイドルの立場の違い
から男性側が関係成就を臆してしまう物語。
金に苦労する中島の中で、金に対して偏見やら先入観やら
階級意識、上下関係を感じてしまったことで、その中に愛は
存在する物のどうしても男性側の決断に問題が生じてしまう。
ただ見ていると住む世界は確かに違いすぎており、どちらも
時間が無くて、いずれ消滅してしまいそうな関係性ではある。
マスターがリサに対して中島を薦めてくれた事は良かったし、
上手く行かない状況の中、きっちりとお別れ出来た事でも
有る程度の気持ちの踏ん切りはつくものが有るのかも知れない。
自分が本気で惚れた女を安く見るものではないというマスター
の言葉がドラマを一気に引き締めた感じだね。
マスター / 語り手 - 小林薫 金本 - 金子清文 小道 - 宇野祥平 忠さん - 不破万作 めしやの客 - 菅原由理子、飯田隆裕 カタギリ - オダギリジョー 八郎 - 中山祐一朗 中島 - 田中圭 (苦学生) 藍川リサ - 村川絵梨 (アイドル) 大学生 - 和田成正 リサのマネージャー - 吉永秀平 プロデューサー - 山本剛史 評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0) |
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