白い春

脚本/尾崎将也
プロデューサー/安藤和久、吉條英希、東城祐司、伊藤達哉
演出/三宅喜重、小松隆志、植田尚

http://ktv.jp/haru/index.html


第4話 本当の父親

--------------------------------------------------------
さちと春男の関係を詮索する栞に怒って出て行く春男。

康史はさちが自分の事を作文に書いて読み上げる姿に涙する。

栞がスーパーのアルバイトを始める。そこに偶然さちが買い物
にくる。またプレハブ小屋に逢いに来ないかと告げるが、おじ
さんと逢うと父が怒るというさちは、二人が仲良くして欲しい
と考える。そんなさちがお線香を持っているのを見つけ栞は
尋ねる。もうすぐさちの母・真理子の命日だという。栞は
気を利かせてその事実を春男に電話する。そしてさちから母親
の眠る墓の場所を聞き出し、命日にはお参りに行くことになる。
--------------------------------------------------------

さちが春男と康史の二人をなんとか仲良くさせようとする行動
がとても子供らしくて可愛らしかった。

冒頭では墓参りの場面。
道を迷う春男の姿がそれだけでコメディとして成立していそう
な展開。
今回墓参りの場面に於いて春男の意外な優しさを佳奈子が知っ
た事は今後の展開に向けて良い下地が出来たのかも。

また佳奈子も康史の異変を知りさちが誰の子供なのか、ここら
で全てを明らかにしたことは、今後の争点を上手く提起したし
春男と村上ベーカリーの関わり合いに説得力が生まれてくる
と思う。

栞の存在がとても可愛らしいが、よくあれだけの素材だけで
さちが誰の子供なのか勘づいたなぁと。

作文のシーンではさちと康史の現在の関係性を描いたわけだが、
あくまで康史から見たさちの求愛という感じがなんともいえず、
その後の場面ではさちが春男に対して親しみを覚えている展開
が対照的で興味深い。

今後は康史が春男の影に怯えていかねばならない酷な展開だが
意外と早くさちが誰の子供なのか春男に伝わりそうだし、
かといってさちの籍は康史にあるので、実に複雑な展開が待って
いそうな感じだ。

佐倉春男 … 阿部 寛 (元ヤクザ。800万のため殺人)
村上さち … 大橋のぞみ (真理子の娘。父は不明)
西田 栞 … 吉高由里子 (フリーター)
小島勇樹 … 遠藤雄弥 (フリーター)
高村真理子 … 紺野まひる (病気で亡くなる。春男の彼女)
安岡竜也 … デビット伊東 (春男のヤクザ時代の仲間)
高村佳奈子 … 白石美帆 (真理子の妹)
村上康史 … 遠藤憲一 (むらかみベーカリーの主人)

山中恵一 … 村上剛基 (むらかみベーカリーの従業員)
田村絵美 … 長井梨紗 (むらかみベーカリーの従業員)
松下美代 … 福井仁美 (むらかみベーカリーの従業員)
三枝圭子 … 中島ひろ子 (竜也の彼女?ムーンライトで働く)

小林すすむ、掛田誠、木川淳一、吉川麻亞紗、濱道蓮悟

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system