東京DOGS 脚本 …… 福田雄一 演出 …… 成田岳、石井祐介 プロデュース …… 鹿内植 http://wwwz.fujitv.co.jp/tokyo-dogs/index.html

第3話 仲間の悲しき逮捕
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現場で銃撃戦を経験した松永由岐の記憶が一瞬だが戻り始めた。
奏は現場に彼女を連れて行けば記憶が戻るのも早いかも知れな
い事を告げるが、ゆりは危険だとして許可しない。

そんな中、マルオと奏は突然シゲオの祖父母が働く定食屋に
連れていかれる。耳の遠いお婆ちゃんに苦戦しながらも食事を
取ろうとしていると柄の悪い男が三人やってくる。シゲオは
サラ金のヤツラが祖父母を騙して金を巻き上げようとしている
事を告げる。マルオと奏はすぐに男達の内、二名を捕まえるが
一人の男性・古川を取り逃がしてしまう。マルオはシゲオに
指示してすぐに取り捕まえるよう告げるが、彼も見失ってしま
う。

一方松永由岐がレストラン"CONVITARE"で働いてから10日が経つ。
由岐は店員の一人・吉村と仲良くなっていた。二人は付き合う
わね、と田中真紀談。

そんな中銃で射殺される事件が発生する。マルオと奏は遅れて
現場に着くと、被害者は先日定食屋で取り逃がした雄生会の
構成員の一人である事を知る。
昨日の件ではシゲオの依頼でマルオたちが定食屋へ足を運んだ
ことも有り、被害者と最も精通しているのは彼である事。
その彼が姿を消したことで彼が怪しまれる。マルオは友人以上
の関係であるシゲオに容疑が掛かっていることを知って自ら無実
を証明すると意気込む。
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今回は組織の事は置いといて、マルオ周りの上下関係やら
仲間を思う気持ちが描かれた。

なんかドラマとしての趣向が分かってきた事も有ってか随分
見やすくて、小ネタにも笑えるようになってきた。

ネタが実に細かいというか、一つ間違えば話の腰を折りそうな
所にもガンガンネタを突っ込んでいく勇気は感じるところ。
定食屋のおばちゃんの森康子さん見て、リアル志村ばあさんだ
と言ってみたり、ヤクザがウチはヘルパーをやっては居ない
と語ってみたりと。恐らくこれが月9という枠ではなければ
素直に笑えたのだろうなと感じるところ。

福田雄一さんには、火21時、金23時、土23時辺りの枠で頑張って
もらいたいな。

ドラマとしては如何にも犯人ですと言わんばかりのクリーニング
店・木内真二の登場に、逆に笑わせて貰った。

今回は由岐の姉・恵理が登場する。
何か因縁の関係にありそうなところが興味深いね。記憶として
蘇るところは姉に対する好印象ばかりだが、現実は厳しいものが待ち
受けている感じ。両親が亡くなることになったのが姉の失態
に有ったとかそんなオチなのかな。全ての記憶が蘇る前に立ち
去ってしまうところは賢いかも知れない。

あまり刑事ドラマとして印象に残る所がないのがこのドラマの
特徴なのかも知れないが、犯人が逃げ去ろうとするのを見て
発砲する暴挙に出る所が凄かった。アメリカでも銃を持たない
相手に発砲する事なんて無いよな。

そしてなんといってもマルオのベッドに入り込んでくる奏の姿
が笑えた。

そういえば先週のめちゃイケをたまたま見ていたら、このドラマ
をネタに岡村さんが怪獣姿で出ていたのが可愛らしくて面白かった。
プロデューサの鹿内植さんが出ていたよな。

高倉奏 …… 小栗旬 (NY警察のエリート刑事)
工藤マルオ …… 水嶋ヒロ (25歳、警視庁・特殊捜査課)
堀川経一 …… 勝地涼 (23歳)
益子礼二 …… 東幹久 (40歳)
鈴江光男 …… 志賀廣太郎 (59歳)
西岡ゆり …… ともさかりえ (29歳)
舞島ミサ …… 大塚寧々 (38歳)
大友幸三 …… 三浦友和 (57歳)

高倉カリン …… 川口春奈 (17歳・奏の妹)
高倉京子 …… 田中好子 (53歳・奏の母)
甲斐崎ヒロト …… 水上剣星 (27歳・"吉村"という偽名を使う)
蒲田シゲオ …… 矢崎広 (22歳・マルオの後輩)
田中真紀 …… 臼田あさ美 (23歳・堀川の彼女)
中谷祥太 …… 吉村卓也 (17歳・カリンの彼)
松永由岐 …… 吉高由里子 (謎の女、記憶喪失)

木内真二 …… 鈴木亮平 (マルオの先輩。クリーニング店)
木内洋子 …… 梅宮万紗子 (真二の妻。一児の子供"ケン")
恵理 …… 浅見れいな (由岐の姉)
古川明 …… 沖原一生 (雄生会・トータル金融)

奏の父親 …… 飯田基祐

奥野匡、森康子、ガンビーノ小林、竹下浩史
関根大学、麻倉じゅん、山崎健太、三宅克治、中野寛大
河本司、天蝶司晃、[木舛]谷裕、文屋愛海、中川真桜
関谷知大、吉住勇紀

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)