東京DOGS

脚本 …… 福田雄一
演出 …… 成田岳、石井祐介
プロデュース …… 鹿内植

http://wwwz.fujitv.co.jp/tokyo-dogs/index.html


第9話 近づく過去からの罠

--------------------------------------------------------
奏の携帯電話に神野自らから電話が掛かってくる。
由岐に変わってくれという神野。それを断ると伝言を頼むと
して、約束は覚えていることを告げる。その上で奏は由岐を
解放さえしてくれれば良いとして、それを断ればお前も父親
の様に死ぬことになると脅す。
神野との約束を思い出したという由岐。クリスマスにまた逢お
うと約束したこと。神野は必ずそこに現れるはずだが、由岐は
何処で逢おうと約束したかまでは思い出せなかった。
神野は何故由岐の事をそこまで拘るのかとマルオ。

奏はいつのまにか録音していた神野との会話の音声データを
由岐に聞かせる。由岐は彼の顔までハッキリと思い出す。
あいつは犯罪者でオレは由岐のことを守ると告げる。

似顔絵を作成すると神野について徐々に分かってくる。

由岐の元にゆりがやってくると彼女に由岐は心情を吐露する。
無口で誤解されることも多いがいつも私のことを励ましてく
れる存在で、とても好きだったこと。暗かった人生が楽しく
なったとして、一つ思い出す度に彼の存在が大きくなることを
告げる。しかしゆりは考えるべきは過去ではなく、現在と未来
にどう向き合うかだと語る。

奏とマルオは瀧山組と山田組の抗争の原因を聞くために下っ端
のチンピラを締め上げる。すると神野が大口の麻薬取引をする
為、その取引を持ちかけられた組織同士が抗争しているとの
事だった。しかし神野ほどの人物ならば抗争を仕掛ける以前に
相手の組織のことなど調査済みのハズ。何か引っかかると奏は
考えるのだった。
--------------------------------------------------------

いよいよ神野の正体が発覚し、取引現場を掴んではみたものの
何か違和感を覚える奏は一人考え込む。そんな中、ニューヨーク
から彼の上司まで来日することになり、それまでになんとか
検挙したいと考えるのだが・・・

ドラマとしてはあまり重要な話でも無いような感じで、別に
今回だけを見逃しても十分に物語は繋がりそうだ。

奏の気持ちやら由岐の気持ちは前回の展開の中でも伝わってくる
ものが有ったし、徐々に由岐の心の中で神野に対する気持ちが
膨らんできたとしても、そんなに心配するようなものではない
気がする。

しかし心とは別に彼女が単独で行動を起こそうとしている事実
には驚かされるもので、N.Yの捜査の時に事件現場にいた彼女
の事を思うと、またしても事件現場に居合わせてしまう事になる
のではないかと不安になる様な展開だった。

今回はクリスマス時期に引っかけ、相手が居る人居ない人とで
クリスマスに捜査が食い込むかどうかでのやりとりが有ったが
有る意味ではどうでも良い話でもあるし、益子と鈴江のやり
とりは意外と笑えるモノが有るなと思ってみたり。
東幹久というとイケメンだけど、最近は殆ど二の線で使われる
事が多く、「ゴクセン」辺りでヤンクミからぞんざいに扱われ
た時の様にいじられやすいキャラクターになっているなと思う。

小ネタは
・マルオのドクロベーネタ。
・シラタキは肉の横に置くな。
・母親がプンプンと怒ってしまう
・益子に対する舌打ち

などなど。

大友が犯行に関わって居るんじゃないかと思っていた前半部
だったけど、その線は無くなったという事で良いのかな。

高倉奏 …… 小栗旬 (NY警察のエリート刑事)
工藤マルオ …… 水嶋ヒロ (25歳、警視庁・特殊捜査課)
堀川経一 …… 勝地涼 (23歳)
益子礼二 …… 東幹久 (40歳)
鈴江光男 …… 志賀廣太郎 (59歳)
西岡ゆり …… ともさかりえ (29歳)
舞島ミサ …… 大塚寧々 (38歳)
大友幸三 …… 三浦友和 (57歳)

高倉カリン …… 川口春奈 (17歳・奏の妹)
高倉京子 …… 田中好子 (53歳・奏の母)
甲斐崎ヒロト …… 水上剣星 (27歳・"吉村"という偽名を使う)
蒲田シゲオ …… 矢崎広 (22歳・マルオの後輩)
田中真紀 …… 臼田あさ美 (23歳・堀川の彼女)
中谷祥太 …… 吉村卓也 (17歳・カリンの彼)
松永由岐 …… 吉高由里子 (謎の女、記憶喪失)

奏の父親 …… 飯田基祐
茂山剛 …… 山崎樹範 (レストランの店長)
下山 …… 石川裕一 (甲斐崎の仲間)
神野京介 …… 仲村トオル

工藤俊作、河村賢治、諏訪部仁、土田剛、関谷知大、吉住勇紀

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system