トライアングル 脚本／水橋文美江 演出／三宅喜重、木内健人、白木啓一郎 http://ktv.jp/triangle/index.html

第3話 私が愛した容疑者

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亮二がサチをかばって男に刺される。
亮二は幸い命は助かる。刺した男に見覚えがないという亮二と
サチ。サチは警察には手紙を渡せと言われたことを隠すが、
志摩野に対しては全て真実を告げその手紙を渡す。すると志摩
野は今を生きるのに過去は必要ないとして手紙を燃やしてしま
う。そんな折り警察は刺した男を指紋から割り出していた。
小巻という前科のある男。調べてみるとサチとも亮二とも接点
は無い。
翌日になるとサチは一人深町図書館へと赴き25年前の事件に
ついて過去の新聞を読みあさる事になる。
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サチが単独で動き回る行動の意図、そしてサチを刺そうとした
犯人から繋がってくる真実への流れ。
全てはサチの読んだ手紙の中にヒントが提示しているはず・・
と言うことで、それが何なのかを一時間掛けて引っ張り通した
内容だった。

警視庁の黒木信造が提示してきた手紙のコピーと本物の手紙
の内容の食い違いはどこから来たのか。
捜査資料を見る限りでは、顔にアザの有る男の情報は掴んで
おり、警察の中でも周知の事実として判明しているものだと
思う。それでも捕まっていない所を見ると、アザの有る男は
犯人ではないのではないか?

新たな繋がりというものが見えてきた。
葛城均と志摩野鷹也の間に接点が有ったこと。でもこれは
佐智絵を守るのではなくサチを守るために協力している感じも
するね。

そして今回アザのある男が葛城清子の元を訪れる。
これが捜査資料の中に有った新藤利道なのだろうか。
警察はどのような流れでアザの有る男にたどり着いているの
かも興味深い流れだ。

ドラマとしてはやはり亮二が手紙の内容を聞き出すために巧く
サチから言葉を引き出そうとして誘導したシーンに有った。
佐智絵の手紙と対にして亮二の手紙の内容も気になる所だった
があっさりと今回公開したところは、引っ張りすぎずに良い
流れだと思う。何処まで亮二が犯人のことを知っているかにも
興味が有ったわけだが、意外と知らないことが多いみたいな
感じも受ける。しかしサチが亮二を殴る意図もイマイチよく
分からない。そんなに悪いことをしたのだろうか?

犯人像についてはまだ何とも言えないけど、身内であるほどに
ドラマとしてはサプライズが起こるので、そんなに遠くはない
と思うんだけどね。

当時捜査を担当していた刑事・黒木信造だが、今回の手紙の
コピーを提示してきた事実をどう解釈するかで、またドラマ
が違う方向へと導かれていきそうだ。これが意図的に捏造され
たものを出してきたのであれば、その意図は何処にあるのか。

郷田 亮二（35）(江口洋介) 国際警察刑事
（小学生時代の亮二：広田亮平）
黒木 舜（32）(稲垣吾郎) 大田西署の刑事。
サチ（30）(広末涼子) 画家。
郷田 唯衣（26）(相武紗季) 亮二の妹で、看護士。
志摩野 鷹也（39）(堺雅人) 謎の男。
富岡 康志（35）(谷原章介) 出版社。亮二とは同級生
秋本 了（35）(佐々木蔵之介) 建設会社。亮二とは同級生
丸山 慶太（50）(小日向文世) 大田西署の警部補。
黒木 信造（59）(北大路欣也) 舜の父で、警視庁刑事部長。
葛城 均（57）(大杉漣) 佐智絵の父。
葛城 清子（56）(風吹ジュン) 佐智絵の母。
葛城 佐智絵 (志田友美)
堀米卓也 (マギー) 同級生。狂言強盗
吉澤綾子 (片岡サチ) 同級生。
木元真智子 (市川実和子) サチとは施設で出会った。
志摩野の秘書 (眞島秀和)
小巻 (反田孝幸) 亮二を刺した前科のある男
新藤利道 (宅間伸) 顔にアザがある

中村倫也、中村ゆり、江上真悟、小酒井円葉、木村遼希、
佐野剛基、渡辺春香、山田優、今吉祥子、加瀬尊朗、志賀守
深沢尚吾、井丸かつひこ、小林邦正、朝日隆之、松村茂
金田麻美、小財真樹、榊奈津子、福田智久

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)