トライアングル

脚本/水橋文美江
演出/三宅喜重、木内健人、白木啓一郎

http://ktv.jp/triangle/index.html


第7話 その男上海に死す


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サチは血の繋がった私の妹です。志摩野の衝撃の告白。
亮二と唯衣はその後の顛末を見ず二人にして帰宅する。
帰りがけに唯衣は、25年前の犯人が色んな人の人生を変えてい
る事が悔しいと語る。
亮二は富岡に情報を流していた秋本に会うために上海に渡る
事にする。一方サチも兄と会い現実と向き合うために上海に
渡ることになる。
亮二とサチは上海で落ち合い、秋本と志摩野も同席し、四人
で食事を取りながら話をする。
そこでサチの母親が志摩野と別れて日本に渡った経緯や志摩野
の生い立ちを聞くことになる。
その中で志摩野は二人を置き去りにした母親のことを最低な人
だと罵り、事故で死んだときは嬉しかったと口にする。
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志摩野が上海に行くと知ってサチが急いで上海に行く必要も
ない気がするのだが、ここらで志摩野を"処理"する為に一同会さ
せた感じでしょうか。

これまでの志摩野の日本での奇怪な行動の意味が全て明らかに
なった上で亡くなっていくのだから、都合が良いという感じで
はあるが、相変わらず見やすく演出されている。

今回は殆ど整合性を確かめるべき展開で、サチがどのように
捨て子になったのかとか、どうやって捨てられたサチの事を
志摩野が認識していたのかなど明らかになる。

翌日に妹と観光する約束していたのに自殺するわけが無いという
のは有る程度納得できるものだが、日本で製造され日本から
持ち込まれた薬で服毒自殺したとしても別に不思議ではない。

志摩野は自殺することも含めて、全てを清算するために上海に
行った感じもするし、自殺なのか他殺なのか、その辺をハッキ
リさせなかった辺りは面白いかも知れない。他殺だとしたなら
ば、亮二の事を狙うという意図がどの辺に有るのだろうか。

秋本の中である時突然思い出された記憶が生まれてきた様に、
亮二にもそんな一面があったのか?それとも当初から犯人を臭わ
す人物を見ている事は認識していたのだろうか。
時効後であるにも関わらず、亮二たちが調査しているからという
理由だけでまた人を殺すだろうか。

最後に黒木親子、サチの父、秋本と怪しそうな人々が勢揃いし
ていたけど、この中に犯人が居るのか?

郷田 亮二(35)(江口洋介) 国際警察刑事
(小学生時代の亮二:広田亮平)
黒木 舜(32)(稲垣吾郎) 大田西署の刑事。
サチ(30)(広末涼子) 画家。
郷田 唯衣(26)(相武紗季) 亮二の妹で、看護士。
志摩野 鷹也(39)(堺雅人) 謎の男。
富岡 康志(35)(谷原章介) 出版社。亮二とは同級生
秋本 了(35)(佐々木蔵之介) 建設会社。亮二とは同級生
丸山 慶太(50)(小日向文世) 大田西署の警部補。
黒木 信造(59)(北大路欣也) 舜の父で、警視庁刑事部長。
葛城 均(57)(大杉漣) 佐智絵の父。
葛城 清子(56)(風吹ジュン) 佐智絵の母。
葛城 佐智絵 (志田友美)
堀米卓也 (マギー) 同級生。狂言強盗
吉澤綾子 (片岡サチ) 同級生。
木元真智子 (市川実和子) サチとは施設で出会った。
志摩野の秘書 (眞島秀和)
小巻寛一郎 (友田孝幸) 亮二を刺した前科のある男
新藤利道 (宅間伸) 顔にアザがある
宮部 (浅野和之) 元刑事

中村倫也、中村ゆり、江上真悟、福田萌、深沢敦
佐野剛基、渡辺春香、山田優、
今吉祥子、加瀬尊朗、志賀守、石坂彪流、小酒井円葉、
前田莉緒、深沢尚吾、井丸かつひこ、福田智久、
朝日隆之、松村茂、金田麻美、小財真樹、榊奈津子

丁小虎、丁成俊

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