トライアングル

脚本/水橋文美江
演出/三宅喜重、木内健人、白木啓一郎

http://ktv.jp/triangle/index.html


第9話 残酷な真実


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亮二は25年前の事件の現場にいるとそこに信造がやってくる。
信造は秋本に聞いて25年前に起こったことの大部分を把握して
いた。信造があれこれ動き回っているのは25年前の真相を知ら
れたく無い為なのか?と、亮二は実直に疑問をぶつける。そして
志摩野が殺したのは貴方だと惜しげもなく告げる。
信造は亮二に証拠を求める。俺は真実が知りたいだけだという
亮二に、犯人である確実な証拠がない限り、真実とは言えない
事を告げ、大事なのは裏付けだと告げる。

一方丸山は舜に均と信造が繋がっていることを告げるが、舜は
その事実を知っているようで全く驚きもない。そんな彼に
人を信じる力を失ったという亮二の事を早く解放してやりたい
事を告げる。そして志摩野殺しは均の線で捜査することを丸山
は語る。
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15年前に八ヶ岳で起きた郷田家別荘火災事件。
そんな記事を見せられる舜は、25年前の事件との関連を調べる
為、亮二らとは別行動を起こす。

相変わらず面白かったな。
前回の感想の中でも書いた佐智絵がどちらの父親の子供なのか
という要因が葛城均の殺害の動機として描かれた話だった。

今回は15年前の八ヶ岳の件を絡ませたことでまたまたドラマの
犯人が想像しづらい状況に陥る。
この件を舜の父親・信造が探っているという所が最も興味深い
ところで、想像するところでは信造は均に力を貸してはいるが
実際には均の事をマークしている役柄のように思える。

15年前の事件が一体誰によって引き起こされた者なのか。
均が殺したのだとすると、亮二に犯行現場を見られたことに
起因するのか、それとも郷田の家族のものが佐智絵を殺した
ので、その復讐のために殺害したのかによって、大きく意味合い
が変わってくる。

均が亮二と最後に逢うときに、時効の事件に対して再び犯行に
及ぶとは考えづらいことから、なんとなく別の意図が渦巻いて
いる感じなんだよね。

佐智絵の事を撃った犯人は亮二なのか均なのか分からなかった
が、亮二が真っ先に手を伸ばしたところを見ると均が発砲した
ものなのか?

均の愛人が見つかり、そこから志摩野を殺害した毒が見つかった
訳だけど、幾らでも偽装は出来るし、まだ均を犯人と断定する
のは早いのだろうか。

最後に秋本がツッコミを入れられて何か思い出した?ところも
興味深い点。

サチは亡くなったのかと思ったけど、予告見るとまだ生きて
そうだね。

郷田 亮二(35)(江口洋介) 国際警察刑事
(小学生時代の亮二:広田亮平)
黒木 舜(32)(稲垣吾郎) 大田西署の刑事。
サチ(30)(広末涼子) 画家。
郷田 唯衣(26)(相武紗季) 亮二の妹で、看護士。
志摩野 鷹也(39)(堺雅人) 謎の男。
富岡 康志(35)(谷原章介) 出版社。亮二とは同級生
秋本 了(35)(佐々木蔵之介) 建設会社。亮二とは同級生
丸山 慶太(50)(小日向文世) 大田西署の警部補。
黒木 信造(59)(北大路欣也) 舜の父で、警視庁刑事部長。
葛城 均(57)(大杉漣) 佐智絵の父。
葛城 清子(56)(風吹ジュン) 佐智絵の母。
葛城 佐智絵 (志田友美)
堀米卓也 (マギー) 同級生。狂言強盗
吉澤綾子 (片岡サチ) 同級生。
木元真智子 (市川実和子) サチとは施設で出会った。
志摩野の秘書 (眞島秀和)
小巻寛一郎 (友田孝幸) 亮二を刺した前科のある男
新藤利道 (宅間伸) 顔にアザがある
宮部 (浅野和之) 元刑事

潟山セイキ、小酒井円葉、石坂彪流
加瀬尊朗、志賀守、深沢尚吾、福田智久、井丸かつひこ
小林邦広、朝日隆之、松村茂、金田麻美、小財真樹、榊奈津子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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