ツレがうつになりまして

原作/細川貂々
脚本/森岡利行
演出/合津直枝

http://www.nhk.or.jp/kindora/tsure/


第2話 夫婦崩壊!?


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朝出勤しようとする明に対して典子は、会社に着いたら辞める
事を告げるよう語り、今は病気を治すのが一番だと言い聞かせ
る。
相変わらず明の意識の中では"お前は使い物にはならない、
ゴミ、クズ、価値のない人間、居ない方が世の中のため"だと
思っていた。

鬱の人を励ますなと心療内科医の小諸里子から言われたこと。
鬱の人は努力を促されると目の前が暗くなり、頑張らせない事
の必要性、病気と割り切り休ませることが一番だと告げられる。

仕事場では相変わらずクレーム処理でごった返していた。
上司から責められる明は現在鬱の薬を飲んでいる事を告げる。
しかし部下の一人からは病気になったもの勝ちだとして、皮肉
る発言を聞かされる。結局辞めると言えなかった明。
今すぐ辞めなければ離婚すると言われ、典子から辞職届を書か
される。朝までかかって書き終え提出するも、引き継ぎの関係
で一ヶ月間は会社に通うことになる。
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色々と鬱に対するハウツーもののドラマと言った感じの展開。

鬱の患者はどんな気持ちで居るのか、患者を見守るものたちは
どんな事をしてはいけないのかなど、世間一般的に言われて
いる通例的なものを列挙している様な感じ。

ドラマでは明の鬱を治すためには自分が変わるしかないとする
典子自身の変化を後押しする内容だが、驚いたのは2話の最後の
段階でようやく典子がそれに気がつき、今度は私が夫・明の支え
になろうと感じた流れ。あまりに遅すぎるだろうと言わんばかり
の内容であると共に、これまでどんだけ夫に依存し、夫のことを
ぞんざいに扱っていたのかという性格が伺える。

結構周りの人物達のセリフが度キツイものがある。
部下・野島のあの捨て台詞には視聴者を逆なでするような感じ
がしたし、スーパーの店員も事情を知らず無責任に人を傷つける。
世間なんてそんなものなのか。案外日本人は他人を傷つけない
様な無難な言葉しか交わさないという印象もあるが、鬱の人
にはその様に世間からの言葉がきつく聞こえる事をあぶり出して
居るのかも知れないね。

さつきが鬱について詳しかった原因には、夫・修平も同じ様な
過去があった。病気にかかる人は意外に多いという事示唆
しているのかもしれない。しかし鬱などのメンタル面の事を
案外気軽に周りの人に話せる様になったのは時代性が示す
ところなのか。

早川典子 ……… 藤原紀香 (33歳、売れない漫画家)
早川明 ……… 原田泰造 (38歳、IT企業のサポートセンター)
小諸里子 ……… 風吹ジュン (54歳、心療内科医師)
如月さつき ……… 浜田マリ (39歳、ペットショップ)
如月修平 ……… 小木茂光 (52歳、ペットショップ)
氏家良子 ……… 田島令子 (典子の母)
野島 ……… 設楽統
加藤 ……… 駿河太郎
椎名法子
中根徹
本社の重役 ……… 宮澤ミシェル
典子の妹 ……… 中村麻美

黒川芽以、矢柴俊博、伊勢志摩、森田亜紀、柴田明良
森岡朋奈、森岡里世、夛留見啓助

藤原紀香さんのblog
http://www.norikanesque.com/jpn/norika_diary/index.html
椎名法子さんのblog
http://ameblo.jp/shiina-noriko/
黒川芽以さんのblog
http://www.maynoshinme.net/officialblog/
森田亜紀さんのblog
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柴田明良さんのblog
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夛留見啓助さんのblog
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