ヴォイス 〜命なき者の声〜 脚本／金子茂樹 演出／成田岳、松山博昭、石井祐介 プロデュース／瀧山麻土香、東康之 http://wwwz.fujitv.co.jp/voice/index.html

第2話 卵持って感電した男

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佐野秀一・35歳が、午前6時頃うつぶせに倒れて亡くなってい
るのを発見される。持ち物と言えば携帯電話と小銭程度。
手には10個入りのたまごを持っていた。急性心臓死が疑われる
が、秀一の妻・忍の話によるとアメフトの選手であり、体力
自慢の彼はそう簡単には亡くならないのではないかとの事。
そんな中、左手の人差し指に焦げた跡が有ることから、感電死
が疑われる。
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相変わらず法医学としての範疇を飛び越えてはいるのだが、
残された遺族が自分の掛けた言葉が最後で亡くなっている事に
対して相当ネガティブな気持ちを引きずる所を、真相を解決
し、ポジティブな位置に持って行くという意味でとてもよく
出来た内容だと思う。
残されていた結婚指輪が離婚を示唆する程深刻なものではなく、
単なる料理の為というのがちょっとマヌケな真相だが、
実は分かってみれば大したことが無かったというエピソードは
何処にでも転がっている話なのかも知れない。

五人の探偵さんたちが仕事として行っていれば、これだけ脇道
に逸れることは許されないと思うが、ダラダラ出来るのも
学生の特権だと思わせるところが巧みな設定か。

さて自分はやはり「BONES」よりも「CSI」が好きなので、
死因を調べたり、亡くなった場所を特定していく過程という
ものが詳細に描かれていて欲しいなと思う。
その意味では今回感電した場所の特定が何故部屋で有ったの
か分かる点はちょっと端折りすぎているかなと感じる。
まぁその段取りを求めたければ素直にCSI見ろって話なんだけ
どね。

解剖と検査で得られたデータだけが必要であり、死因が判明
したら私達の仕事は終わりだというクールな玲子。
医学部を選んだ理由の中に生きている男にウンザリしたと言って
のける辺り、なかなかシャレも利いていて面白かった。

ドラマではやたらと冒頭から"料理"に拘っていたこと。
そして具体的な映画名「クレイマー、クレイマー」が出ている
事もあり、卵と聞いた瞬間に"フレンチトースト"にたどり着い
た人も多いかも知れない。ただフレンチトーストが死に直結
しているわけではないので、やはり感電した場所の特定は、
このドラマを見ている限りではなかなか結びつくのが難しい
かな。まぁ一応引きこもり気味で行動範囲は狭そうだから
特定できないこともないけどね。

加地大己- 瑛太 23歳。東凛大学医学部4年生。
石末亮介 - 生田斗真 23歳。東凛大学医学部4年生。
久保秋佳奈子 - 石原さとみ 22歳。東凛大学医学部4年生。
桐畑哲平 - 遠藤雄弥 22歳。東凛大学医学部4年生。
羽井彰 - 佐藤智仁 25歳。東凛大学医学部4年生。
蕉木誠 - 泉谷しげる 55歳。東凛大学法医学教室技官。
夏井川玲子 - 矢田亜希子 30歳。東凛大学法医学教室助教。
佐川文彦 - 時任三郎 55歳。東凛大学法医学教室教授。
羽井鳳子 - 濱田マリ 42歳。彰の母で、沖縄料理店
石末貴之 - 名高達男 50歳。亮介の父親で、石末総合病院院長。
大和田敏 - 山崎樹範 35歳。南府中署の刑事

法医学教室の事務員- 今野ひろみ
堀井奈津美- さとう里香

佐野忍 - 鶴田真由
佐野秀一 - 坂田聡
河原 - 松尾諭

源崎トモエ、田端かや乃

源崎トモエさんのblog
http://ameblo.jp/kobe-gen/

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)