銭ゲバ

脚本/岡田惠和
プロデューサー/河野英裕、難波利昭
演出/大谷太郎、狩山俊輔

http://www.ntv.co.jp/zenigeba/


第5話 友情も愛も必要ないズラ…


--------------------------------------------------------
三國家の自宅に遺体が埋まっている。
そんな通報を得て警察としての正式な捜査ではなく、内密に
掘ることになる。しかし現場からは何も出てこなかった。
春子はその事実にその場に座り込み、遺体が見つかったと諦め
ていた風太郎は険しい表情を見せる。そのただならぬ表情を
緑は見逃さなかった。
風太郎は社長・譲次と共に会社へ出勤する。連日の猛勉強によ
り、風太郎の経営的感覚はそこいらの社員以上の感覚を身に付
けていく。
そんな中風太郎は、会社に毎日のように訪れる枝野良夫の事が
気になっていた。やがて彼が会社を脅迫しているものと知る。
それと同時に会社へビル爆破の予告が入った時に、風太郎は
外にいる枝野良夫を追い掛けて捕まえる。
--------------------------------------------------------

少しずつ金持ちへの道を歩んでいく中で、もうこのまま安住
しても良いのではないかと風太郎に訴えかける展開だった。

風太郎にとってはこれ以上にない幸せを手に入れたと思うが、
そんな幸せをぶち壊してまで更なる上を目指す意図を何処に
持って行くのか。

まずは風太郎の父親・健蔵が訴えかけた。
そして譲次が本当の親子のように接してくれる姿を以て訴え
かけた。
最後はだめ押しとばかりに枝野良夫を使って訴える。

"今のままじゃダメなのか?"

不幸の後には幸せが来るからこそ人は頑張れる。そんな幸せが
目の前にあるにもかかわらず、金という魔物に屈しないよう
自分に厳しい風太郎の壮絶な人生。
何処かで妥協できるものならば、あれだけ金を持っている風太
郎にとって、心は折れているのかも知れないけどね。

最後に金をバラまくことによって、人が金によって振り回され
る姿を見たとき、金の恐ろしさを認識すると共に、立ち向かう
べき相手として再び奮い立つ事にも繋がったのだろうか。

緑がグロッキー状態になるというのが意外だった。
茜とは逆の立場になっていたけど、あれって想像の世界ではなく
本当にああなってしまったのだろうか?

蒲郡風太郎(23):松山ケンイチ (目尻に傷)
三國緑(24):ミムラ (長女)
萩野聡(36):宮川大輔 (刑事)
三國茜(21):木南晴夏 (次女、頬にアザ)
野々村香(16):石橋杏奈 (娘)
菅田純(25):鈴木裕樹 (刑事)
野々村晴香(34):たくませいこ (保彦の妹)
桑田春子(19):志保 (お手伝い)
蒲郡風太郎・幼少(11):齋藤隆成
三國譲次(56):山本圭 (三國製鉄)
蒲郡桃子(35):奥貫薫 (母)
野々村保彦(48):光石研 (料理店)
野々村祥子(36):りょう (妻)
蒲郡健蔵(45):椎名桔平 (父)

寺田(49):田口トモロヲ (派遣の同僚、撲殺)
萩野宏(22):近藤公園 (新聞店のお兄さん)
三國緑・幼少 : 森迫永依

白川正輝 : 田中圭
枝野良夫 : 柄本時生

白石タダシ、牧村泉三郎、坂口進也、三原珠紀

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system