銭ゲバ 脚本/岡田惠和 プロデューサー/河野英裕、難波利昭 演出/大谷太郎、狩山俊輔 http://www.ntv.co.jp/zenigeba/ |
第6話 逮捕…金が招いた不幸ズラ
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三國造船の社長・譲次が殺害されたことにより風太郎が社長に
なる。780名の非正規社員を全員正社員にしたり、施設に多額
の寄付をして、社員からも評判の社長となる。全ては金儲けの
ため。
緑はあまりのショックで口を聞けず、自発的な行動も無く一日
中車椅子に座った状況だった。
風太郎は父・健蔵との面会を頑なに拒むが、萩野聡らとの面会
を受け入れる。何故萩野が弟・宏の件で風太郎に目を付けてい
るのか。その理由を語り始める。あの大雨の日に、宏が子供を
追い掛けている姿を目撃している者が居ること。子供はバット
を持っていたという事からだという。
そんな中、風太郎は社長になった報告をするため母親の墓へと
赴く。折角金を手にしたのに、全部実現出来そうにない。
金の使い方が分からない故に苦心していることを吐露する。
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折角手にした大金だが、金の使い方が分からない風太郎。
そんな中で出会う風太郎と全くソックリの男性・真一と
母親にソックリのホームレスの女性・寛子。果たして風太郎は
彼らに何を感じるのか。
緑の件は萩野聡が入れ知恵しての行動かと思った。
冒頭に出てきた萩野が風太郎の悪事を暴くとして、妙に自信
ありげだったために、緑に盗聴器とか録音装置を手渡していて
彼が自供する現場を押さえる為に演技しているのかと思って
見ていた。
本当に頭がいかれてしまったというのならば、それこそ滑稽で
しかないものね。
金が全てだと思っている風太郎に対して、金が全てではないと
いう幾つもの事例をぶつけていく。
萩野聡に対しては妻が心臓病を患っているのを知って金を渡そ
うとする。
更に自分の母親に似たホームレスの女性・寛子を見つけては、
母親にしてやることが出来なかった裕福さを以て自己満足を
得ようとする。
しかし風太郎の予想に反して、全ては金によって人生が言いな
りとはならない姿。金の言いなりになって人生の全てを賭けて
きた風太郎の価値観を覆す出来事だ。
伊豆屋の件はどうなったのかイマイチよく分からない。
取りあえず香に嫌われなかった事だけは良かったけれど、
あの似たような男がどのように風太郎には映ったのだろうか?
今回傷害として捕まってしまうが、これが再び転落への道への
合図となってしまうのか。
蒲郡風太郎(23):松山ケンイチ (目尻に傷)
三國緑(24):ミムラ (長女)
萩野聡(36):宮川大輔 (刑事)
三國茜(21):木南晴夏 (次女、頬にアザ)
野々村香(16):石橋杏奈 (娘)
菅田純(25):鈴木裕樹 (刑事)
野々村晴香(34):たくませいこ (保彦の妹)
桑田春子(19):志保 (お手伝い)
蒲郡風太郎・幼少(11):齋藤隆成
三國譲次(56):山本圭 (三國製鉄)
蒲郡桃子(35):奥貫薫 (母)
野々村保彦(48):光石研 (料理店)
野々村祥子(36):りょう (妻)
蒲郡健蔵(45):椎名桔平 (父)
寺田(49):田口トモロヲ (派遣の同僚、撲殺)
萩野宏(22):近藤公園 (新聞店のお兄さん)
三國緑・幼少 : 森迫永依
白川正輝 : 田中圭
枝野良夫 : 柄本時生
萩野加奈江 : 宮本裕子
萩野正義 : 深澤嵐
鹿野良太、宮内大、紀伊修平、川渕良和、山崎画大
藤本浩二、越智俊光、長谷川恵美、赤屋坂明、森山米次
瀬戸将哉、古川真司、天現時竜、三原珠紀、中薗光博
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