熱いぞ!猫ヶ谷!! 原作：克・亜樹 監督：大垣一穂（第9話、第10話）、仁同正明（第1話?第8話） 撮影：早坂伸 脚本：千寿みのり、笹原ひとみ、丹保あずさ、上野耕一郎 http://www.nagoyatv.com/nekogaya/

第2話 脱ぎなさい!恥ずかしがり屋さん
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給食の弁当を一人で食べる転校生の遠藤理沙は、未だに制服を
脱げない一人だった。
育美は彼女に声を掛け、水着を着ればすぐにみんなと仲間にな
れると告げる。理沙もそれに従おうとするが、突然彼女はふる
えだし、過呼吸の状態に陥る。なんとかビニール袋を口に当て
る形で、呼吸を整えさせる。

理沙を保健室に連れて行く育美たち。過呼吸になるのはストレス
や不安を感じている証拠だという亜由美先生。そんなに水着に
なりたくないのか?と問うと、彼女はビキニを着たことが無い
のだという。亜由美と育美は、我が校の水着はNASAで開発した
素材で作られており、どんな動きをしても水着が外れることは
無いとして不安はないとする。しかし理沙はそれでも怖いとし、
自分は田舎の小さな村で育ったために、煌びやかな都会の生活
や人々を見るだけでも臆する者があるという。そんな彼女に
取りあえず仲間になろうと育美を声を掛ける。

もうすぐ地区対抗バスケットボール大会が開催される。
クラスでもその事実が告げられ、一致団結するよう育美は生徒
を鼓舞する。悪女三人組のリーダー・栄子もまた、小2になる
息子のエイタと約束したので試合に勝つのに気合いが入って
いた。育美は水着のユニフォームで優勝すれば、このプロジェ
クトを広める事が出来るという。育美は理沙にも手伝って欲しい
とするが、制服のまま参加するのは難しかった。

育美や栞莉は理沙にメールをして、互いに心を打ち明けようと
努力する。しかし理沙の恥ずかしがり方は尋常では無かった。

育美は理沙がトイレから出てくるのを待って話をする。
そして一緒に頑張ろうと声を掛けるが、私は二人とは違うとして
どうしても自分の殻を脱しきれずにいた。
そんな中、トイレの個室の中から紙が無くなったので取って欲
しいと声がかかる。理沙は積んであったトイレ紙をまるでバスケ
のゴールにシュートするかのように、軽快な動作で投げ入れる。
凄いコントロールだとして、育美は彼女をバスケを練習している
体育館へと連れて行く。
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制服を脱げずにいる転校生・遠藤理沙は、極度な緊張症で引っ
込み思案。そんな彼女にどのようにして水着になるよう説得して
いくのか。

委員長の育美は、自分も理沙の気持ちを味わおうとして、苦手
だとする歌を生徒達の前で歌う。
更には自分のせいで怪我をしてしまい、そんな彼女が痛みを
推してバスケの試合に出るという事で、理沙に恥ずかしさ
以上のシチュエションで、自ら奮い立たせる場面を演出して
いく。

一話の展開と同様に、傷ついても委員長の頑張る姿に、理沙の
心を鷲掴みにしていく。
マイクで校歌を歌うシーンは必要だったのかどうかは分からない
けれど、あれで自らに鞭を入れた格好だったのかな。

一話で仲間に引き入れた栞莉を使い、彼女は攻撃的な方法で
理沙を説得。そして育美はそれとは逆に相手の心情を理解し
受動的なやり方で相手を説得していく。

刑事ドラマでよく見る事情聴取に於けるコンビプレイと同じく、
アクティヴ・フェーズとパッシヴ・フェーズを使い分けて相手
をくどき落としていく作戦だ。
栞莉は悪役、そして育美を良い人物として相手に抱かせる
事で、上手く相手の心に響かせていくという高等戦術を使い分け
た作戦で上手く解決した話だった。


押野育美 - 小池唯 (猫女の委員長、使命感に燃える)
田川栞莉 - 高木古都 (1話の転校生、元陸上部)
遠藤理沙 - 大谷澪 (2話の転校生、とても消極的性格)
奥井華奈 - 佐武宇綺
中宿アリス - あいか
瀬崎晶 - 新川優愛
戸田薫子 - 清水富美加
押狩翔 - 川嶋麗惟
根本明日香 - 日向泉 (3話の転校生、胸の大きさにコンプレックス)
加藤エレナ - 立花陽香

悪女三人衆
o 栄子 - 気谷ゆみか (子持ち、三人のリーダー的存在)
o 美子 - 伊藤れいこ (ストレートな髪の毛の子)
o 詩子 - 相川晴南 (ぶりっこな子)

伊東直人 - 吉川正洋 (鉄道マニアな先生)
白田亜由美 - 川村ゆきえ (保健室の先生)

井尻菜々子

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