クローン ベイビー 脚本 - 中山智博(1)、野高みゆき、池田奈津子、大林利江子 音楽 - 仲西匡 音楽プロデュース - 志田博英 チーフプロデューサー - 伊與田英徳、杉山剛 プロデューサー - 川嶋龍太郎、佐藤敦司 演出 - 川嶋龍太郎、岡本伸吾、湯浅典子 http://www.tbs.co.jp/clone-baby/

第1話 命をかけたイス取りゲーム
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人生で用意された椅子は一つしかない。一つの椅子を賭けて
殺し合う11人のクローンの物語。

"もう終わりだ"。
ビルの屋上から飛び降りようとする青柳正宗。そんな彼に対し
て、君が死んでくれて助かるというのは菊池ヒロだった。こん
な人生は嫌だ。変われるもんなら変わって欲しいという正宗に
対して、どうせ本気で死ぬ勇気など無いだろうと煽るヒロ。
この椅子取りゲームは一つしか椅子は用意されていない、私が
手伝うとしてヒロは正宗を突き落とすのだった。

AGEC(応用遺伝子工学エピジェノム研究所)では、動物相手の
クローンを次々と成功させる。

そんな中、都内・新宿で連続殺人事件が起こる。
殺害されたのは19歳の男性・牟田寛治。新宿副都心署刑事の
若林と葛飾はそんな事件を追っていた。牟田は肝臓がえぐられ
ていた。この遺体で4件目。7月7日に殺害されることから七夕
殺人と言われていた。
過去には、埼玉で遺体が発見された大岩雅人は腎臓を抜き取られ
千葉で見つかった筒井重雄は胃をえぐり取られていた。
東京町田で見つかった真中健太郎は大腸を抜き取られていた。
何れも19歳で七夕に殺害されたものだった。

正宗は病院の一室で目が覚める。
目が覚めるとベッドの周りには、父・数馬と妹の加奈子が居た。
オレは死んだハズだと思うが、加奈子によると階段から踏み外
して転んだのだという。腕を怪我していたが、正宗には何の事
だか分からなかった。

大事なサンプルを落としてしまうAGECの研究員。
しかしもう一度作り直せばいい、クローンなんてそんなもの
だというのは葉月荘一郎だった。
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イジメを受けて人生に絶望を感じている正宗は、自殺しようと
する。しかしヒロが現れ彼によって突き落とされたハズが、
病院で目覚める。ある時彼から変わってやろうか?と言われて
イジメの矛先はヒロに向かうが、それと同時に正宗という存在
が周りから存在感を失っていく。

今後期待される若手の俳優が出演するドラマと聞いたので、
取りあえず見てみた。正直各テレビ局が深夜に色んなドラマを
製作しているけど、その殆どがイマイチでガッカリな内容なので
見るのを躊躇う部分もある。

ドラマとしてはいきなり本題に突入するような感じで、何故
人生の椅子取りゲームをしなければならないのかとかの説明は
一切無い。1つの人間・細胞から生まれたクローンは1つの市民権
しか得られないというものなのかな。

取りあえずそのクローンは19歳で手首に"＊"のアザが共通して
有るような感じなので、これらの人々が市民権を奪い合うために
生存競争を繰り広げていきそうだ。

発見される遺体は、体内の臓器を抜き取られている事から、
最終的には一人だけが生き残り、抜き取られた臓器を使った
一人の人物像を作り上げていく物なのかも知れない。

やはり存在感という意味では主人公の二人がずば抜けている。
ややセリフ回しに難がある感じもするが、その辺は暖かく
見守っていきたい。
市川知宏くんは色んなドラマで見掛けるし、松坂桃李くんも
先日野島伸司脚本のドラマ「GOLD」で、長男の早乙女洸を演じ
た人だ。

まだまだ不透明感の高い内容だけど、取りあえず今後盛り上がる
事に期待したい。


青柳正宗 - 市川知宏 (19歳、イジメられ、予備校生)
菊池ヒロ - 松坂桃李 (19歳、正宗と乗り変わる?)
葛飾マリカ - 滝裕可里 (19歳、正宗の女友達、省吾の妹)
樋口璃子 - 菊池亜希子 (29歳、生物教師)
青柳加奈子 - 未来穂香 (17歳、妹)

岡部城太郎 - 山�ｱ賢人 (19歳、天才ハッカー、引きこもり)
三雲豪太 - 菊田大輔 (19歳、謎の青年)
小津悟志 - 稲葉友 (19歳、イジメっ子、元高校野球児)
椿栄太 - 桜田通 (19歳、イジメっ子、主犯格)

若林春喜 - 駿河太郎 (32歳、新宿副都心署刑事・先輩)
葛飾省吾 - 牧田哲也 (26歳、新宿副都心署刑事、マリカの兄)
葉月荘一郎 - 志賀廣太郎 (56歳、クローン開発の第一人者)
青柳数馬 - 松重豊 (52歳、父、製薬会社に勤務)

鞍馬優、坂爪健、勝亦竜也、石川碓也、江村匠、すぎもとみさき
落合陽平、菊池亜希子、鈴木あきえ、伊藤祐輝

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)